連日の気温上昇で熱中症の発生件数が増加しております。
職場で働くときにも熱中症に対する注意が必要です。以下の点にご注意ください。
1.熱中症の症状
立ちくらみ、めまい、ふらつき、だるさ、頭痛、動悸、嘔気、嘔吐、呼吸苦などがあります。
2.予防として
水をこまめに飲むこと
3.塩分も必要
水道水1Lに1~2gの食塩 味噌汁も有用
4.飲み物の工夫
コーヒー、紅茶、緑茶にはカフェイン多いので注意 利尿作用で脱水状態を助長 アルコールも同じです
麦茶には比較的カフェイン少なくお勧め 市販のミネラル飲料水の利用
5.服装
通気性・吸湿性・速乾性良い衣服、下着の工夫、
5.作業環境
作業現場の温度、換気、風の流れの把握熱源の確認
6.屋外作業の注意
日陰の確保 帽子 服装の配慮
黒い服装は体表温度上昇の原因になります。
水筒・ペットボトルなどで飲料水の持参
7.高温環境での作業
作業時間の調整、慣れるための工夫(急に温度差の大きな環境に移ることを避ける)
8.健康管理
① 自己管理 睡眠不足・過労も誘引に ストレス・疲労の緩和 過度の飲酒を避ける
② チームでお互いの体調への見守り・気配り・心配り
9.発症
疑われれば、涼しいところで休憩、水分の補給、 冷タオル、保冷剤など使って体温を下げる
医師 中野 武
安曇野赤十字病院