長野県安曇野市豊科5685番地

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糖尿病・内分泌内科

スタッフ

  
副部長 石井 宏明 (いしい ひろあき)
専門医等日本内科学会(専門医)、日本糖尿病学会(専門医・指導医)、 日本内分泌学会(専門医・指導医・評議員)
所属学会日本内科学会、日本糖尿病学会、日本内分泌学会、日本甲状腺学会
専門領域内分泌・糖尿病疾患

 

嘱託医師 一條 沙耶花(いちじょう さやか)
 

診療科の特色

日本糖尿病学会認定教育施設、日本内分泌学会認定教育施設です。

糖尿病診療では、血糖コントロールだけでなく、動脈硬化性疾患の有無など合併症評価にも力を入れています。治療では、患者さんの年齢や環境、全身状態などに配慮してそれぞれの患者さんに寄り添った食事・運動・薬物療法を心がけています。当院では医師や看護師、栄養士、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師など医療スタッフが糖尿病支援チームをつくり、チーム一丸となって患者さんの治療、療養を支えています。

内分泌診療では、ホルモンに異常があるかどうかを調べます。ホルモンとは、私達の体の中に非常に少ない分量で存在するもので、例えれば50mプールに水をいっぱいに張って、その中にスプーンで1杯分のホルモンを入れて混ぜた位です。

非常に少ない量ですが、私達の体の健康維持のためいろいろな機能を調節する働きがあります。

ホルモンに異常がある時の症状は、各々のホルモンによりさまざまで、その病気に限った症状が出ることは少なく、

よくある症状の中に紛れているようなことも多いです。

したがって、その疾患を疑わないと診断に至らないことも多いため、幅広く全身を診ることを心がけています。最近では画像検査の発達により、偶発的にみつかる場合もあり、採血尿検査によるホルモン検査をスクリーニング的に行うこともよくあります。内分泌疾患ではひとたび診断がつけば、治療ができるものが多いことも特徴で、薬物療法や各臓器ごとの外科治療を検討します。

診療内容

糖尿病をはじめとして高血圧症、脂質異常症といった生活習慣病を診療しているほか、下垂体や甲状腺、副甲状腺、膵臓、副腎などの内分泌疾患も診療しています。診療では合併症の評価に加えて、特に2次性高血圧や2次性糖尿病の鑑別に力を入れています。

糖尿病は患者さん個々に合わせた治療を心がけています。糖尿病の教育入院を積極的に行っているほか、院内の医療スタッフと協力して糖尿病教室も定期的に開いています。糖尿病の合併症が疑われる場合には、眼科や腎臓内科、循環器内科などの先生と協力して治療を行っています。

当院では“りんどう会”と呼ばれる糖尿病の患者会も発足しており、年に3,4回講演会や調理実習、小旅行を通して患者さん同士、医療従事者との交流を図り、定期的な情報共有のできる療養環境を維持することで、少しでも安心、納得できる糖尿病診療、療養につなげられるようにと考えています。患者会に興味のある方は当院栄養課までご連絡ください。

(電話番号 0263-72-3170 (代表)⇒栄養課にお願いします)

最新の糖尿病治療が行えるよう学会活動などを通して情報収集するよう心がけています。当院では血糖測定システムとして従来の自己血糖測定器材に加えて、isCGM(間歇スキャン式持続血糖モニタリング)のFreeStyleリブレ®、リアルタイムCGMのDexcom G4(G6移行中)®、レトロスペクティブCGMのリブレプロ®を導入し、血糖値の“見える化”をすすめています。インスリン治療では従来のペン型の皮下注療法のほか、インスリンポンプ療法、SAP(Sensor Augmented Pump)療法も必要に応じて行っています。

内分泌診療ではバセドウ病や橋本病などの甲状腺機能異常の診断、治療をはじめとして、下垂体疾患では先端巨大症やプロラクチノーマなどのホルモン産生腺腫の診断、治療のほかACTH単独欠損症や汎下垂体機能低下症などのホルモン低下疾患の診断、治療も行っています。副甲状腺疾患では高Ca血症から原発性副甲状腺機能亢進症の診断、治療を行うことが多いです。副腎疾患では、高血圧関連から原発性アルドステロン症の診断、治療を行うほか、画像検査から副腎偶発腫の紹介も多く、非機能性腺腫が多い中、褐色細胞腫や顕性クッシング症候群がみつかることもあります。先述しましたが、2次性高血圧のスクリーニングとして原発性アルドステロン症などホルモンスクリーニングも積極的に行っています。シンチグラフィなどの画像検査や外科治療で当院にて対応できないものについては、信州大学病院と協力して診断、治療を行っています。