医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)
COVID-19の影響で減少した10歳未満の患者は、依然として少なくなっています。
上記患者数は一般病棟に入院している患者の統計となっています。当院は、地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟もあり、直接入院も多くなっているため昨年度と大きな増加はみられませんが、病院全体の患者数は回復傾向にあり9%程度増加しています。
腫瘍性ポリープの場合はその異型度まで診断しており、異型の強いと予測される病変については断端の扱いに注意して治療を選択しております。非腫瘍性のポリープは治療せず経過観察することがほとんどです。
腫瘍性ポリープの場合は、10㎜以下であれば熱凝固を伴わないポリープ切除(CSP:Cold snear polypectomy)をその場で行い帰宅して頂いております。
10㎜以上の場合はポリープ基部にボスミン加生理食塩水を局注して周辺粘膜を含めて切除する粘膜切除(EMR:Endoscopic mucosal resection)を行っています。病変の大きさなどにより入院する場合と帰宅する場合があります。
側方伸展腫瘍(LST:Lateral spreading mucosal resection)は内視鏡的粘膜下剥離術(ESD:Endoscopic submucosal Dissection)を行うため5‐7日の入院を要します。切除後を標本は回収してきれいに広げて病理診断を行い、病理組織診断により経過観察期間などを決定しております。
胆膵内視鏡領域では、主に総胆管結石性胆管炎、胆管癌、膵癌に対する内視鏡的逆行性膵胆管造影検査や超音波内視鏡検査が主な内容となっています。
主な処置内容としては、乳頭切開術やバルーン拡張術、結石除去術、各種胆道ステント留置術、細胞組織学的検査などです。
疾患や病状に応じて外科とも連携し総合的に質の高い医療を提供できるよう努力しております。
当院の肝硬変患者さんの入院診療は、これまでの外来診療や他院で長期診療されてきて、腹水や肝性脳症などの肝不全症状の憎悪した高齢患者さんが主体です。65歳以下の、肝移植適応のある年齢層の方には、肝移植も踏まえた施設への紹介も行っています。
基本的診療方針は、まずは安静や食事療法などの生活面の改善と肝臓専門医による投薬療法の調節による肝機能維持療法が主体です。これにより少しでも肝臓の寿命を延ばすことを目標としています。最近は、肝性脳症に対する難吸収性抗菌薬やアルブミンの合成を促す、分岐鎖アミノ酸製剤など、腹水調節の利尿剤などのいくつかの新しい内服薬が登場して、管理を徹底することで肝予備能の長期維持も期待できます。これらの治療でコントロールできない際には、腹水の穿刺吸引や濾過濃縮再静注療法(cart療法)なども併用します。
また、終末期となられた肝硬変・肝不全患者さんに対しても基本的には、当院の入院のままで終末医療への対応をしています。また、肝癌を合併している肝硬変患者さんたちの診療も、緩和療法を含めて少しでも患者さんの苦痛なく、QOLを保てるよう診療支援しております。 上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・手術入院も含めた病院全体の症例数は、前年度と差異なく、小腸大腸の良性疾患:117件となります。
当院は日本専門医機構脊髄専門医資格と日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医資格を持った脊椎専門医が2名おります。
当院の特色である脊椎疾患が大半を占めており、腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア以外に、特高齢者の脊椎骨粗鬆症・脊椎圧迫骨折が多くなっています。
高齢者の治療に対しては、保存療法だけではなく侵襲の少ない経皮的椎体形成術(BKP・VBS)なども行っております。
脊椎の手術療法では、大きな術野を伴わずにすむ手術も積極的に行っております。例えば、前述の経皮的椎体形成術や椎間板ヘルニアに対する椎間板内酵素注入療法、最近はセメントスクリューなども使用しております。
また、経皮的椎弓根スクリュー固定術、頚椎人工椎間板置換術のような最新手術にも取り組んでおります。
脊柱管狭窄症に対しては1泊2日の検査入院だけでなく、保存療法(15日間)の治療を多く行っているため、全国の平均在院日数より長くなっております。手術療法に関しては、特に合併症のない場合は、積極的にパスを活用し12~15日間の入院治療となっています。
2019年度より、信州大学医学部附属病院かた下肢の専門医が1週間に1回・月3~4症例、当院で手術を行うようになり、当院でも下肢の関節鏡下手術が可能となりました。
パスの見直しや積極的な活用、地域包括ケア病棟での在宅復帰に向けての退院支援や回復期リハビリテーション病棟におけるリハビリの充実など、多職種が連携を強化して在院日数の短縮に取り組んでおります。
当院の外科スタッフは4名で、主に消化器に生じた疾患に対する治療を行っています。
消化器にできた”がん”に対する手術的治療として、主に胃や大腸のがんに対しては傷が少なく、術後の回復が早いからだに優しい手術”腹腔鏡下手術”を積極的に導入しており、2022年度は胃がん手術の約85.7%、大腸がんの約71.4%を腹腔鏡下手術で占めております。消化器がんに対する治療は胃がん・大腸がんの比率が高く、その他では、食道がん・肝がん・膵がん・胆管がん等の治療も行っております。また、当院は立地的に松本医療圏の北部に位置しており、救急医療に関しても大北医療圏からの救急疾患も麻酔科の協力の元にできる限り対応しております。
虫垂炎(盲腸)、胃十二指腸潰瘍穿孔、胆嚢炎などの急性疾患や鼠径部ヘルニア(いわゆる脱腸)、胆石症などの疾患のほとんどが腹腔鏡下手術で対応しており、手術による患者さんのからだの負担を少しでも軽減してできるだけ早期に退院できるよう心掛けています。
クリニカルパスの積極的な活用により、昨年度より平均在院日数も短縮化され、全国平均より短い症例が多くなっております。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・手術入院も含めた病院全体の症例数は、前年度と差異なく、小腸大腸の良性疾患:117件となります。
循環器救急は24時間365日対応して診療をしております。
2023年5月に血管内治療センターを開設しており、治療技術の充実を図り、治療をスムーズに受けていただけるよう取り組んでおります。
心不全入院は高齢者が多くなっており、薬物療法と並行した早期リハビリテーション、早期退院に向けた積極的な多職種介入を進めており、昨年度よりも入院期間短縮を認めております。また、地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟を活用し、治療にあたっています。
地域の診療所・病院からの紹介患者が大変多く、膀胱がんや前立腺がんが特に多くなっています。
腎・尿管がん、膀胱がん、前立腺がんなどの悪性腫瘍や、陰嚢内容疾患等の治療を主に行っております。がんの治療では、検査~手術、ホルモン療法・化学療法、口腔ケアや緩和ケア、在宅医療等一連した治療を行っております。
前立腺肥大症に対する新しい治療法として、2023年度より経皮的前立腺吊上術に準ずる(Wave治療)を始めました。これにより、今まで手術のできなかった高齢者に対する前立腺肥大症の手術可能となりました。
また、施設等からの入院も多く、高齢者の尿路感染症(膀胱カテーテル留置している場合のなど)入退院を繰り返す症例も多いため、病診連携を積極的にとっております。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・手術入院も含めた病院全体の症例数は、前年度と差異なく、前立腺の悪政腫瘍 手術なし 手術・処置1あり:87件となっています。
尿所見異常から始まり、腎生検での糸球体腎炎・ネフローゼ症候群診断とその治療、保存期腎不全治療、そして末期腎不全に対してのフラットアクセス増設から血液透析療法、感染性疾患と、腎疾患全般の治療を行っております。
透析療法については、入院透析はもとより90名前後の外来党籍も行っており、各種疾患に対して種々のアフェレーシス療法も施行しております。
長期入院、長期経過となりやすい高齢患者さんも多いため、早期退院を目指し総合的に診療しております。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・治療入院も含めた病院全体の症例数は、誤嚥性肺炎:35件、尿路感染症:15件、慢性腎不全:11件、心不全:10件となっています。
脳卒中の専門資格を持った医師が、治療にあたっております。
また、地域の病院・診療所、大学病院、訪問がん後ステーション等と緊密な連携のもと、積極的なリハビリ介入で在宅復帰を目指し治療を行っております。
高齢者が多いことから、認知症患者対する資格を持つ専門医と認定看護師でチーム医療にも取り組んでおります。
また、専門領域の脳卒中のみならず、高齢者の肺炎や尿路感染症迄幅広く対応しております。
平均在院日数が全国平均より長くなっておりますが、地域包括ケア病棟での在宅支援や回復期リハビリテーション病棟での充実したリハビリテーション等、多職種が連携して早期に在宅復帰できるよう取り組んでおります。
一次脳卒中センターとして救急や地域の医療機関よりの紹介に対する脳卒中治療を行っています。また、日本脳卒中学会認定教育施設として、教育にも取り組んでおります。
脳血管内治療を行うとともに、早期より積極的なリハビリを行い、一般病棟での治療後、地域包括ケア病棟での退院支援・調整や回復期リハビリテーション病棟にて充実したリハビリテーションを行うなど、在宅復帰に向けて多職種連携して取り組んでおります。
昨年度より、平均在院日数はいくらか短縮されましたが、全国平均在院日数との乖離が大きくなっています。引き続き在院日数の短縮に向けて病床管理室を中心に取り組んでいきます。
救急搬送患者の受け入れを積極的に行っており、救急車の応需率は県内トップレベルです。
救急患者の初期治療・管理を行うため、幅広い診療を救急専門医が行い、専科診療科へ引き継いでおります。めまい、頭部外傷、薬物中毒などの短期入院は、当科で退院まで治療にあたっております。
また、重症患者の治療はハイケアユニット病棟で、集中治療管理にあたっております。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・治療入院も含めた病院全体の症例数は、前庭機能障害:20件となっています。
地域の診療所・病院からの紹介患者が多く、病診連携を緊密にとりながら診療にあたっております。
昨年度と比べて症例数が激減しておりますが、一般病棟ではなく地域包括ケア病棟での入院治療が主となったため、上記の統計には反映されておりません。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・治療入院も含めた病院全体の症例数は、女性聖子のポリープ 子宮全摘術等:73件、子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下膣式子宮全摘術等:25件と前年度と変わらない症例数となっております。平均在院日数も、全国平均在院日数と大きな差異なく治療を行っております。
地域の開業医からの紹介者が大半を占めています。COVID-19の影響もあり、患者数は減少しております。
入院疾患は肺炎やウイルス性腸炎などの感染症や喘息が多くなっております。
地域の中核病院として、必要に応じて県立こども病院や地域の病院・診療所と緊密な連携を取り診療にあたっております。
昨年度と比し、手術件数はあまり増加することなく横ばいでした。
一人常勤のため、当科にて対応困難な例については信州大学医学部附属病院あるいは近隣の耳鼻咽喉科と連携をとって対応しております。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・治療入院も含めた病院全体の症例数は、前庭機能障害 手術なし:26件と前年度と大きな差異はありません。
全体的に横断的に幅広く様々な診療科領域をカバーすべく診察しております。
2022年度より、総合診療科の専門医を配置し、スムーズな診療・適切な専門医への紹介に取り組み始めました。
また、社会的入院にもある程度対応しております。
平均在院日数が全国平均より長くなっておりますが、地域包括ケア病棟での在宅支援や回復期リハビリテーション病棟での充実したリハビリテーション等、多職種が連携して早期に在宅復帰できるよう取り組んでおります。
専門領域の糖尿病患者の教育入院やインシュリンの導入、治療を中心に行っております。2023年8月より糖尿病治療センターを開設し、より質の高い治療に取り組み、患者さんのQOLの向上を図ることを目的としています。
また、当院で特に多い高齢者の誤嚥性肺炎や尿路感染症などの治療にも他内科系診療科と連携して治療にあたっております。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・治療入院も含めた病院全体の症例数は、2型糖尿病:24件、尿路感染症:16件、誤嚥性肺炎:14件となっております。なお、糖尿病の平均在院日数は11.8日、平均年齢は67.7歳となっております。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での手術入院も含めた病院全体の症例数は、白内障、水晶体の疾患:70件となっており例年と大きな差異はありません。
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
患者数は若干増加しましたが、平均在院日数・平均年齢に昨年度との大きな差異はありません。
全国の平均在院日数と比較すると、かなり長くなっており、包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟を積極的に活用するためにベットコントロールの強化にあたっています。
上記統計は一般病棟の入院症例数であり、地域包括ケア病棟での手術入院を含めた症例数は、K7211:内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2㎝未満):100件となっており、昨年度と大きな差異はありません。
上記統計は一般病棟の入院症例数であり、地域包括ケア病棟での手術入院を含めた症例数は、K634:腹腔鏡下ヘルニア手術:64件となっており、昨年度と大きな差異はありません。
上記統計は一般病棟入院であり、病院全体の症例数は、K872-32:75件、K8732:25件と前年度と変わらない症例数となっております。
狭心症や下肢閉塞性動脈硬化症の血管内治療に積極的に取り組んでおり、治療件数が昨年度より急激に増加しました。
上記統計は一般病棟入院であり、病院全体の症例数は、K2821ロ:69件と前年度と変わらない症例数となっております。
180040:手術・処置等の合併症は、術後の創部感染・離開や術後出血、造影剤のアレルギー反応、予防接種後の発熱などです。
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
患者数 | 83 | 42 | 48 | 103 | 199 | 330 | 502 | 1145 | 1158 | 668 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 60 | 7.42 | 8.94 | 0.00% | 74.23 | |
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 50 | 2.28 | 2.64 | 2.00% | 67.52 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 48 | 28.42 | 21.11 | 10.42% | 87.04 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 35 | 15.31 | 13.61 | 0.00% | 80.17 | |
060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし | 25 | 7.88 | 7.63 | 0.00% | 62.28 |
内視鏡的大腸ポリープ粘膜切除の当院治療について
主に大腸ポリープに関しては、まず大腸内視鏡、色素内視鏡、NBI併用拡大内視鏡による内視鏡診断をしっかり行い、腫瘍性ポリープか、それ以外のポリープか内視鏡診断を行っています。腫瘍性ポリープの場合はその異型度まで診断しており、異型の強いと予測される病変については断端の扱いに注意して治療を選択しております。非腫瘍性のポリープは治療せず経過観察することがほとんどです。
腫瘍性ポリープの場合は、10㎜以下であれば熱凝固を伴わないポリープ切除(CSP:Cold snear polypectomy)をその場で行い帰宅して頂いております。
10㎜以上の場合はポリープ基部にボスミン加生理食塩水を局注して周辺粘膜を含めて切除する粘膜切除(EMR:Endoscopic mucosal resection)を行っています。病変の大きさなどにより入院する場合と帰宅する場合があります。
側方伸展腫瘍(LST:Lateral spreading mucosal resection)は内視鏡的粘膜下剥離術(ESD:Endoscopic submucosal Dissection)を行うため5‐7日の入院を要します。切除後を標本は回収してきれいに広げて病理診断を行い、病理組織診断により経過観察期間などを決定しております。
胆膵内視鏡領域では、主に総胆管結石性胆管炎、胆管癌、膵癌に対する内視鏡的逆行性膵胆管造影検査や超音波内視鏡検査が主な内容となっています。
主な処置内容としては、乳頭切開術やバルーン拡張術、結石除去術、各種胆道ステント留置術、細胞組織学的検査などです。
疾患や病状に応じて外科とも連携し総合的に質の高い医療を提供できるよう努力しております。
当院の肝硬変患者さんの入院診療は、これまでの外来診療や他院で長期診療されてきて、腹水や肝性脳症などの肝不全症状の憎悪した高齢患者さんが主体です。65歳以下の、肝移植適応のある年齢層の方には、肝移植も踏まえた施設への紹介も行っています。
基本的診療方針は、まずは安静や食事療法などの生活面の改善と肝臓専門医による投薬療法の調節による肝機能維持療法が主体です。これにより少しでも肝臓の寿命を延ばすことを目標としています。最近は、肝性脳症に対する難吸収性抗菌薬やアルブミンの合成を促す、分岐鎖アミノ酸製剤など、腹水調節の利尿剤などのいくつかの新しい内服薬が登場して、管理を徹底することで肝予備能の長期維持も期待できます。これらの治療でコントロールできない際には、腹水の穿刺吸引や濾過濃縮再静注療法(cart療法)なども併用します。
また、終末期となられた肝硬変・肝不全患者さんに対しても基本的には、当院の入院のままで終末医療への対応をしています。また、肝癌を合併している肝硬変患者さんたちの診療も、緩和療法を含めて少しでも患者さんの苦痛なく、QOLを保てるよう診療支援しております。 上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・手術入院も含めた病院全体の症例数は、前年度と差異なく、小腸大腸の良性疾患:117件となります。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
070343xx99x1xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等2 1あり | 73 | 3.07 | 2.62 | 0.00% | 69.85 | |
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 65 | 50.40 | 26.42 | 7.69% | 83.52 | |
070343xx97x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2 なし | 55 | 19.00 | 15.60 | 0.00% | 70.78 | |
070370xx99xxxx | 脊椎骨粗鬆症 手術なし | 49 | 41.12 | 22.23 | 4.08% | 82.73 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし | 41 | 37.15 | 20.09 | 9.76% | 78.83 |
当院の特色である脊椎疾患が大半を占めており、腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア以外に、特高齢者の脊椎骨粗鬆症・脊椎圧迫骨折が多くなっています。
高齢者の治療に対しては、保存療法だけではなく侵襲の少ない経皮的椎体形成術(BKP・VBS)なども行っております。
脊椎の手術療法では、大きな術野を伴わずにすむ手術も積極的に行っております。例えば、前述の経皮的椎体形成術や椎間板ヘルニアに対する椎間板内酵素注入療法、最近はセメントスクリューなども使用しております。
また、経皮的椎弓根スクリュー固定術、頚椎人工椎間板置換術のような最新手術にも取り組んでおります。
脊柱管狭窄症に対しては1泊2日の検査入院だけでなく、保存療法(15日間)の治療を多く行っているため、全国の平均在院日数より長くなっております。手術療法に関しては、特に合併症のない場合は、積極的にパスを活用し12~15日間の入院治療となっています。
2019年度より、信州大学医学部附属病院かた下肢の専門医が1週間に1回・月3~4症例、当院で手術を行うようになり、当院でも下肢の関節鏡下手術が可能となりました。
パスの見直しや積極的な活用、地域包括ケア病棟での在宅復帰に向けての退院支援や回復期リハビリテーション病棟におけるリハビリの充実など、多職種が連携を強化して在院日数の短縮に取り組んでおります。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 54 | 4.69 | 4.59 | 0.00% | 72.76 | |
060335xx02000x | 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 51 | 6.49 | 6.93 | 0.00% | 62.98 | |
060035xx010x0x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし | 27 | 14.26 | 15.40 | 0.00% | 74.70 | |
060035xx99x6xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり | 15 | 3.73 | 4.44 | 0.00% | 76.73 | |
060035xx99x5xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 5あり | 14 | 3.14 | 4.24 | 0.00% | 74.79 |
消化器にできた”がん”に対する手術的治療として、主に胃や大腸のがんに対しては傷が少なく、術後の回復が早いからだに優しい手術”腹腔鏡下手術”を積極的に導入しており、2022年度は胃がん手術の約85.7%、大腸がんの約71.4%を腹腔鏡下手術で占めております。消化器がんに対する治療は胃がん・大腸がんの比率が高く、その他では、食道がん・肝がん・膵がん・胆管がん等の治療も行っております。また、当院は立地的に松本医療圏の北部に位置しており、救急医療に関しても大北医療圏からの救急疾患も麻酔科の協力の元にできる限り対応しております。
虫垂炎(盲腸)、胃十二指腸潰瘍穿孔、胆嚢炎などの急性疾患や鼠径部ヘルニア(いわゆる脱腸)、胆石症などの疾患のほとんどが腹腔鏡下手術で対応しており、手術による患者さんのからだの負担を少しでも軽減してできるだけ早期に退院できるよう心掛けています。
クリニカルパスの積極的な活用により、昨年度より平均在院日数も短縮化され、全国平均より短い症例が多くなっております。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・手術入院も含めた病院全体の症例数は、前年度と差異なく、小腸大腸の良性疾患:117件となります。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし | 127 | 4.08 | 4.26 | 0.79% | 73.70 | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 86 | 19.03 | 17.54 | 4.65% | 87.16 | |
050050xx9910x0 | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 58 | 3.19 | 3.04 | 1.72% | 71.24 | |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり | 31 | 2.00 | 2.03 | 0.00% | 54.61 | |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 29 | 14.79 | 9.89 | 6.90% | 80.55 |
2023年5月に血管内治療センターを開設しており、治療技術の充実を図り、治療をスムーズに受けていただけるよう取り組んでおります。
心不全入院は高齢者が多くなっており、薬物療法と並行した早期リハビリテーション、早期退院に向けた積極的な多職種介入を進めており、昨年度よりも入院期間短縮を認めております。また、地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟を活用し、治療にあたっています。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
110070xx02xxxx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術+術中血管等描出撮影加算 | 30 | 8.13 | 6.89 | 0.00% | 77.13 | |
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり | 28 | 2.07 | 2.45 | 0.00% | 71.50 | |
110310xx01xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 経尿道的尿管ステント留置術 | 25 | 11.64 | 13.78 | 0.00% | 81.56 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 17 | 17 | 12.53 | 13.61 | 0.00% | 77.24 | |
110070xx99x21x | 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 あり | 16 | 12.81 | 17.34 | 0.00% | 65.87 |
腎・尿管がん、膀胱がん、前立腺がんなどの悪性腫瘍や、陰嚢内容疾患等の治療を主に行っております。がんの治療では、検査~手術、ホルモン療法・化学療法、口腔ケアや緩和ケア、在宅医療等一連した治療を行っております。
前立腺肥大症に対する新しい治療法として、2023年度より経皮的前立腺吊上術に準ずる(Wave治療)を始めました。これにより、今まで手術のできなかった高齢者に対する前立腺肥大症の手術可能となりました。
また、施設等からの入院も多く、高齢者の尿路感染症(膀胱カテーテル留置している場合のなど)入退院を繰り返す症例も多いため、病診連携を積極的にとっております。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・手術入院も含めた病院全体の症例数は、前年度と差異なく、前立腺の悪政腫瘍 手術なし 手術・処置1あり:87件となっています。
腎臓内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 28 | 30.50 | 21.11 | 17.86% | 87.07 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 12 | 19.67 | 13.61 | 8.33% | 83.58 | |
110280xx9900xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | – | – | 11.77 | – | – | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | – | – | 17.54 | – | – | |
0400800499x01x | 肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり | – | – | 21.68 | – | – |
透析療法については、入院透析はもとより90名前後の外来党籍も行っており、各種疾患に対して種々のアフェレーシス療法も施行しております。
長期入院、長期経過となりやすい高齢患者さんも多いため、早期退院を目指し総合的に診療しております。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・治療入院も含めた病院全体の症例数は、誤嚥性肺炎:35件、尿路感染症:15件、慢性腎不全:11件、心不全:10件となっています。
神経内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 30 | 25.20 | 21.11 | 6.67% | 85.87 | |
010060×2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 28 | 24.57 | 15.97 | 0.00% | 74.46 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 18 | 23.00 | 13.61 | 5.56% | 82.17 | |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 18 | 20.83 | 7.33 | 11.11% | 74.00 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | – | – | 19.58 | – | – | – |
また、地域の病院・診療所、大学病院、訪問がん後ステーション等と緊密な連携のもと、積極的なリハビリ介入で在宅復帰を目指し治療を行っております。
高齢者が多いことから、認知症患者対する資格を持つ専門医と認定看護師でチーム医療にも取り組んでおります。
また、専門領域の脳卒中のみならず、高齢者の肺炎や尿路感染症迄幅広く対応しております。
平均在院日数が全国平均より長くなっておりますが、地域包括ケア病棟での在宅支援や回復期リハビリテーション病棟での充実したリハビリテーション等、多職種が連携して早期に在宅復帰できるよう取り組んでおります。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 25 | 17.20 | 10.14 | 0.00% | 82.92 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 20 | 13.25 | 8.54 | 0.00% | 75.10 | |
010060×2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 19 | 16.53 | 15.97 | 0.00% | 74.21 | |
010040x199x0xx | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2 なし | 10 | 31.90 | 23.28 | 50.00% | 85.80 | |
010060×2990420 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 2あり 発症前Rankin Scale 3、4又は5 | – | – | 31.17 | – | – |
脳血管内治療を行うとともに、早期より積極的なリハビリを行い、一般病棟での治療後、地域包括ケア病棟での退院支援・調整や回復期リハビリテーション病棟にて充実したリハビリテーションを行うなど、在宅復帰に向けて多職種連携して取り組んでおります。
昨年度より、平均在院日数はいくらか短縮されましたが、全国平均在院日数との乖離が大きくなっています。引き続き在院日数の短縮に向けて病床管理室を中心に取り組んでいきます。
救急科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 11 | 3.09 | 4.79 | 0.00% | 62.27 | |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 10 | 4.90 | 10.14 | 0.00% | 81.70 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | – | – | 8.54 | – | – | |
161070xxxxx00x | 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | – | – | 3.61 | – | – | |
161020xxxxx00x | 体温異常 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | – | – | 6.70 | – | – |
救急患者の初期治療・管理を行うため、幅広い診療を救急専門医が行い、専科診療科へ引き継いでおります。めまい、頭部外傷、薬物中毒などの短期入院は、当科で退院まで治療にあたっております。
また、重症患者の治療はハイケアユニット病棟で、集中治療管理にあたっております。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・治療入院も含めた病院全体の症例数は、前庭機能障害:20件となっています。
産婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
120220xx01xxxx | 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 | 20 | 3.00 | 2.81 | 0.00% | 44.95 | |
120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 17 | 3.35 | 5.98 | 0.00% | 41.47 | |
120060xx01xxxx | 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 | 16 | 8.44 | 9.27 | 0.00% | 48.25 | |
12002xxx97x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 なし | – | – | 11.00 | – | – | |
12002xxx01x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし | – | – | 10.48 | – | – |
昨年度と比べて症例数が激減しておりますが、一般病棟ではなく地域包括ケア病棟での入院治療が主となったため、上記の統計には反映されておりません。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・治療入院も含めた病院全体の症例数は、女性聖子のポリープ 子宮全摘術等:73件、子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下膣式子宮全摘術等:25件と前年度と変わらない症例数となっております。平均在院日数も、全国平均在院日数と大きな差異なく治療を行っております。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
040070xxxxx0xx | インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2 なし | 20 | 5.45 | 5.56 | 0.00% | 1.35 | |
0400801199x00x | 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 12 | 5.25 | 5.71 | 0.00% | 3.58 | |
060380xxxxx0xx | ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし | 11 | 4.09 | 5.70 | 0.00% | 5.64 | |
040100xxxxx00x | 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 11 | 5.18 | 6.05 | 0.00% | 5.91 | |
030270xxxxxxxx | 上気道炎 | – | – | 4.79 | – | – |
入院疾患は肺炎やウイルス性腸炎などの感染症や喘息が多くなっております。
地域の中核病院として、必要に応じて県立こども病院や地域の病院・診療所と緊密な連携を取り診療にあたっております。
耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 18 | 10.17 | 4.79 | 0.00% | 68.50 | |
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | – | – | 6.23 | – | – | |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | – | – | 5.69 | – | – | |
030150xx97xxxx | 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり | – | – | 6.81 | – | – | |
030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | – | – | 8.56 | – | – |
一人常勤のため、当科にて対応困難な例については信州大学医学部附属病院あるいは近隣の耳鼻咽喉科と連携をとって対応しております。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・治療入院も含めた病院全体の症例数は、前庭機能障害 手術なし:26件と前年度と大きな差異はありません。
内科・総合診療科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 33 | 27.48 | 21.11 | 9.09% | 86.73 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 17 | 20.88 | 13.61 | 5.88% | 85.06 | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 16 | 38.56 | 17.54 | 12.50% | 89.31 | |
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 手術・処置等2 なし | 11 | 39.73 | 18.57 | 18.18% | 87.91 | |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1 なし | – | – | 13.50 | – | – |
2022年度より、総合診療科の専門医を配置し、スムーズな診療・適切な専門医への紹介に取り組み始めました。
また、社会的入院にもある程度対応しております。
平均在院日数が全国平均より長くなっておりますが、地域包括ケア病棟での在宅支援や回復期リハビリテーション病棟での充実したリハビリテーション等、多職種が連携して早期に在宅復帰できるよう取り組んでおります。
糖尿病内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 11 | 25.82 | 13.61 | 18.18% | 86.18 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | – | – | 21.11 | – | – | |
100040xxxxx00x | 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | – | – | 13.43 | – | – | |
100393xx99xxxx | その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし | – | – | 10.58 | – | – | |
0400800499x00x | 肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | – | – | 19.69 | – | – |
また、当院で特に多い高齢者の誤嚥性肺炎や尿路感染症などの治療にも他内科系診療科と連携して治療にあたっております。
上記症例数は一般病棟入院の統計となっております。地域包括ケア病棟での検査・治療入院も含めた病院全体の症例数は、2型糖尿病:24件、尿路感染症:16件、誤嚥性肺炎:14件となっております。なお、糖尿病の平均在院日数は11.8日、平均年齢は67.7歳となっております。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 | 13 | 3.00 | 2.63 | 0.00% | 76.08 | |
– | – | – | – | – | – | – | |
– | – | – | – | – | – | – | |
– | – | – | – | – | – | – | |
– | – | – | – | – | – | – |
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 | 再発 | 病期分類基準(※) | 版数 | |||||
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 27 | – | – | 10 | – | – | 1 | 8、7 |
大腸癌 | 12 | 14 | 48 | 54 | – | 38 | 1 | 8 |
乳癌 | – | – | – | – | – | – | 1 | 8 |
肺癌 | – | – | – | – | – | – | 1 | 8、7 |
肝癌 | – | – | – | – | – | 23 | 1 | 8、7 |
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
軽症 | – | – | – |
中等症 | 21 | 14.14 | 80.95 |
重症 | – | – | – |
超重症 | – | – | – |
不明 | – | – | – |
脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
3日以内 | 160 | 35.57 | 81.14 | 5.99% |
その他 | – | – | – | – |
全国の平均在院日数と比較すると、かなり長くなっており、包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟を積極的に活用するためにベットコントロールの強化にあたっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) 等 | 71 | 4.66 | 43.32 | 7.04% | 82.31 | |
K1425 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) | 57 | 1.60 | 18.58 | 0.00% | 71.32 | |
K0462 | 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 等 | 54 | 1.57 | 10.22 | 0.00% | 61.94 | |
K142-4 | 経皮的椎体形成術 | 34 | 12.21 | 21.26 | 0.00% | 81.74 | |
K1422 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) 等 | 30 | 3.67 | 29.20 | 0.00% | 65.70 |
消化器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 55 | 1.24 | 10.07 | 0.00% | 81.05 | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 等 | 46 | 0.17 | 1.15 | 2.17% | 67.83 | |
K6871 | 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 等 | 39 | 1.38 | 7.46 | 0.00% | 70.85 | |
K721-4 | 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | 21 | 0.10 | 5.52 | 4.76% | 72.48 | |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 等 | 19 | 0.00 | 5.26 | 0.00% | 69.42 |
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 56 | 0.96 | 4.71 | 0.00% | 63.64 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 53 | 1.47 | 2.79 | 0.00% | 71.42 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 27 | 4.63 | 13.63 | 3.70% | 75.93 | |
K719-21 | 腹腔鏡下結腸切除術(小範囲切除、結腸半側切除) | 14 | 0.43 | 5.43 | 0.00% | 53.14 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 10 | 0.50 | 3.80 | 0.00% | 43.90 |
産婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K872-32 | 子宮内膜ポリープ切除術(その他) | 22 | 1.00 | 1.00 | 0.00% | 45.68 | |
K8732 | 子宮鏡下子宮筋腫摘出術(その他) 等 | 17 | 1.00 | 1.35 | 0.00% | 41.47 | |
K877 | 子宮全摘術 | 17 | 1.18 | 6.29 | 0.00% | 51.82 | |
K8721 | 子宮筋腫摘出(核出)術(腹式) | – | – | – | – | – | |
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | – | – | – | – | – |
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 42 | 1.36 | 6.93 | 0.00% | 76.50 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 32 | 1.66 | 11.31 | 0.00% | 80.25 | |
K8412 | 経尿道的前立腺手術(その他) | 10 | 1.00 | 6.00 | 0.00% | 74.10 | |
K800-2 | 経尿道的電気凝固術 | – | – | – | – | – | |
K773-2 | 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 | – | – | – | – | – |
循環器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 等 | 84 | 1.57 | 2.82 | 0.00% | 74.00 | |
K5463 | 経皮的冠動脈形成術 その他のもの 等 | 33 | 1.94 | 2.39 | 3.03% | 72.18 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 25 | 1.52 | 6.36 | 4.00% | 78.68 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) 等 | 17 | 2.76 | 9.18 | 5.88% | 81.18 | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 等 | 16 | 0.06 | 8.94 | 6.25% | 74.06 |
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 等 | 17 | 1.82 | 20.76 | 0.00% | 80.18 | |
K1781 | 脳血管内手術(1箇所) 等 | – | – | – | – | – | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | – | – | – | – | – | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | – | – | – | – | – | |
K609-2 | 経皮的頸動脈ステント留置術 | – | – | – | – | – |
腎臓内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) | 15 | 3.20 | 11.13 | 0.00% | 72.47 | |
K616-41 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) | – | – | – | – | – | |
K616-42 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(1の実施後3月以内に実施) | – | – | – | – | – | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | – | – | – | – | – | |
K651 | 内視鏡的胃、十二指腸ステント留置術 | – | – | – | – | – |
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) | 12 | 1.00 | 1.00 | 0.00% | 76.83 | |
K2822 | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない) | – | – | – | – | – | |
– | – | – | – | – | – | – | – |
– | – | – | – | – | – | – | – |
– | – | – | – | – | – | – | – |
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – |