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診療科紹介(外科)

診療科紹介(外科)

 

当院の外科は消化器に生じた病気に対する治療を行っています。消化器は,食道,胃・十二指腸,小腸・大腸,肛門,肝臓,脾臓,胆道,膵臓という領域に分けられ、これらに病気がおきた場合,主に手術によって治療する診療科(消化器外科)です。

がんに対する診療

がんは、あらゆる病気のなかでも最も死亡率の高い病気で、長年日本人の死因第1位を占めています。日本では2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡するといわれています。また、がんが恐ろしいところは、初期にはほとんど自覚症状がないということです。そのため、健診などで発見されることが多く、発見されたときにはすでに進行していたというケースも少なくありません。

当院の外科は主に消化器がんに対する医療を専門としています。消化器がんとは、食道がん,胃がん,結腸がん,直腸がん,肝臓がん,胆嚢がん,胆管がん,膵臓がんなどです。我が国では,がんで亡くなった人の過半数は消化器がんです.

がんの診療はその進行度を精密検査し、それに見合った治療を行います。当科では消化器内科医と連携してがんの進行度を精査しています。場合によっては手術ではなく消化器内視鏡治療が可能な疾患もあります。しかし少し進行したものは手術的治療が必要となります。当院では胃や大腸のがんに対して傷が少なく、術後の回復が早いからだに優しい手術 ”腹腔鏡手術(ふくくうきょうしゅじゅつ)” を積極的に行っております。腹腔鏡手術はからだに数カ所小さな穴をあけ、そこからお腹の中にカメラと手術機器をいれ、モニターを見ながら行う手術です。2018年度は、胃がん手術の約60%、大腸がん手術の約90%で腹腔鏡手術を行っています。

術後も最低5年は定期的な外来での再発発見の精査が必要で、進行がんは手術的治療のみではなく、再発予防目的に抗がん剤治療が必要となります。

安曇野地域の患者さんが遠方の医療機関まで通院されるのは時間的にも、金銭的にも困難が生じると思われますが、当科では特別な治療が必要となる場合(放射線治療など)を除いて、消化器がんの治療をなるべく当院のみで行えるように努力しています。

前述したとおり、高度進行がんは再発が避けられないこともあり、不幸にもがんの末期となり、がんでお亡くなりになる患者さんも多い疾患です。

がんの末期には患者さんだけではなくそのご家族も辛い状況となることが予想されます。当院では最期まで患者さんとそのご家族に寄り添い、すこしでも満足いただけるような緩和ケアを行っていくよう努力しています。たとえば在宅での最期の看取りのご希望があればできるだけ本人とご家族に負担のかからないように支援しています。

 

腹部救急疾患、炎症性疾患に対する診療

虫垂炎(盲腸),胃十二指腸潰瘍穿孔,腹膜炎,胆嚢炎,腸閉塞,などの救急疾患に対する外科的緊急治療も行っています。当院の外科医は4人と他の医療機関と比べ多い方ではありませんが、事情の許す限り当院救急部の協力のもとにいつでも対応しています。これらの疾患も積極的に腹腔鏡手術を行っています。

 

その他

鼠径部ヘルニア(いわゆる脱腸),胆石症はなどの疾患はほとんどが腹腔鏡手術を行っており、手術による患者さんの身体への負担を少しでも軽減してできるだけ早期に退院できるように心がけています。

 

 

 

 

第一外科部長 島田良