長野県安曇野市豊科5685番地

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歯科口腔外科

口腔外科疾患治療に特化しており多機能施設の利点を生かし口腔外科専門医による専門性の高い診断、治療を行っています。そのため、一般歯科治療(う蝕、歯周病、義歯)は原則としてかかりつけ歯科医に依頼し、緊密な病診連携を図っております。

親知らずの抜歯、顎骨や舌、頬粘膜などの口腔内にできる良性腫瘍、悪性腫瘍、嚢胞などの診療を行っています。それ以外にも舌痛症、顎関節症、顔面神経麻痺、インプラント治療など顎顔面領域の疾患も対象にしています。疾患によって信州大学病院と連携をとりながら診療しています。

スタッフ

部長 田中 宏和(たなか ひろかず)
専門医等日本口腔外科学会(専門医・指導医)、日本有病者歯科医療学会(専門医)、日本がん治療認定医機構がん治療認定医(歯科口腔外科)、歯科医師臨床研修指導医
所属学会日本口腔外科学会、日本有病者歯科医療学会、日本口腔腫瘍学会、日本口腔インプラント学会、日本顎関節学会
専門領域歯科口腔外科一般、顎関節症、インプラント、舌痛症
嘱託医師(信州大学) 酒井 洋徳 (さかい ひろのり)

診療科の特色

信州大学医学部歯科口腔外科と連携をとり、診断・治療を行います。
症例によっては静脈内鎮静法、全身麻酔を併用し治療を行います。

診療内容

埋伏智歯(骨に埋っている親知らず)
顎骨嚢胞、顎骨腫瘍
顎関節症
口腔領域の粘膜疾患
口腔領域の悪性腫瘍
顎顔面外傷
炎症性疾患
インプラント治療
周術期等口腔機能管理(手術前後、化学療法中の口腔ケアなど)
その他(舌痛症、三叉神経痛など)

口腔癌について

日本では口腔がん(舌がん、歯肉がん、頬粘膜がんなど)が年々増加傾向にあり、全国がん登録罹患データによると口腔・咽頭がんは年間23,671例(男性16,463例、女性7,208例:2019年データ)、死亡者数は7,827人(男性5,547人、女性2,280人:2020年データ)と報告されており、死亡率も比較的高い癌になっています。また他の先進諸国と比較して発見が遅く、大きな手術が必要になるケースが多いと言われており、死亡率の増加にもつながっています。(米国と比較して2.5倍以上死亡率が高いというデータもあります。)
当科では地域の医療機関と連携をとりながら、悪性を疑う場合は早期に受診ができるような環境を整えております。手術が必要な場合は信州大学と連携をとりながら診療を行います。2週間以上治らない口内炎など、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。

親知らず(智歯)について

近年の食事や生活様式の変化により顎骨が小さくなっている傾向があります。顎が小さくなると親知らず(8番目の歯)が正常な方向に萌出せずに横に倒れた状態などで顎に埋ったままになってしまいます。この状態は清掃性が悪く、隣の歯を虫歯にしてしまったり、体力が落ちている時などに疼いてしまったりとトラブルが多くなります。この様な歯があると言われたことがある方は、一度抜歯を検討する必要があります。
症状がないからといって放置してしまう場合もありますが抜歯が必要なケースは可能な限り低年齢(10代後半~20代前半)に抜歯をする方が骨と癒着がなく、低侵襲に手術が可能です。気になる方はご相談ください。