内科後期研修コース

1.研修コース名(病院が付けたコースの名称)

安曇野赤十字病院 内科後期研修コース

  【診療科名】

内科・消化器科・循環器科・腎臓内科・神経内科・呼吸器科

2.研修コースの種別

「日本赤十字社認定臨床医コース」・「日本赤十字社認定専門医コース」

3.研修期間

3年間

4.研修コースについて

(1) 目的

代表的名内科疾患について総合的に診療できる能力を身に付ける

内科学会認定医の取得を目指す

 

【一般目標】

2年間の卒後臨床研修では従来の初期2年間の内科ローテート研修に比べて内科全般の基礎的な知識と実践力の習得が不十分である。このためより広範な内科症例を経験することが必要である

 

【研修内容】

内科には消化器,循環器,内分泌・代謝,腎臓,呼吸器,血液,神経,アレルギー・膠原病,感染症の9分野がある。10人前後の患者さんの受持医となりこれらの分野を幅広く研修し,基本的な診断・治療法の習得はもちろんのこと、指導医とともに基礎的な処置・検査手技のマスターを目指す

 

(2) 到達目標(目標、長期目標、一般目標、取得手技、コンセプト等)

ア 内科各分野の頻度の高い疾患について自ら診断できる

イ 内科各分野の頻度の高い疾患について自ら治療計画をたて、これを実施できる

ウ 内科救急疾患の診療が自ら実践できる

エ 患者中心の全人的医療に視点を有し、患者の自己決定権を尊重できる

オ チーム医療の一員として活動できる

カ 医療安全の視点を理解して自ら遵守できる

キ 「日本赤十字社における医師の卒後後期研修制度の実施に関する指針」に記載された到達目標を達成できる

ク 内科認定医取得に必要な症例を経験し、内科認定医資格に足る知識・手技・判断力を身につける

 

(3) 赤十字としての特色

・ 救急医療

  安曇野市唯一の公的病院として地域の救急2次病院の活動

  年間2300台の救急車の搬送を受け入れ、年間12,000件の時間外救急診療を行う

・ 災害医療

  救護班2個班を常設、さらに予備班2個班体制で災害時に対応

  災害救護委員会の活動として院内訓練および地域の災害訓練への参加

・ 国際救援

  日本赤十字社等の主催する語学研修、ERU(緊急対応ユニット)基礎・専門研修、国際救援・開発協力要員養成のための研修会に参加可能である

 

(4) 協力医療施設名

・ 信州大学付属病院

 

5.研修コース責任者

・ 職 位  副院長

・ 氏 名   中野 武

・ 連絡先  電話番号 0263(72)3170  内線(2001)

メールアドレス  soumuka@azumino.jrc.or.jp

 

6.診療科の指導体制

(1) 医師数  合計 16名 (常勤 12名、非常勤 4名)

うち、研修の指導にあたる医師数 8名

 

(2) 指導責任者

主として研修指導にあたる医師の職位、氏名、診療科経験年数

・ 職 位  副院長

・ 氏 名   中野 武

・ 診療科経験年数  32年

・ 連絡先  電話番号 0263(72)3170  内線(2001)

メールアドレス info@azumino.jrc.or.jp

 

・ 職 位   第一内科部長

・ 氏 名   床尾 万寿夫

・ 診療科経験年数  27年

・ 連絡先  電話番号 0263(72)3170  内線(2005)

メールアドレス info@azumino.jrc.or.jp

 

7. 募集

(1) 募集人数   3名

(2) 募集方法(複数可)

・院内の初期研修医から  ・インターネット  ・医学系雑誌  ・院内報  ・大学病院へ直接  ・他医療機関に直接

・ その他(具体的に                         )

 

8. 取得資格(各学会による認定等)

当院は日本循環器学会認定循環器専門医研修関連施設、

日本神経学会認定教育関連施設、

日本内科学会認定医制度教育関連病院であり

 

内科認定専門医9名、腎臓内科専門医1名、神経内科専門医2名、

消化器内科専門医3名、循環器内科専門医2名が指導に当たる

 

このプログラムでは3年終了までに内科学会認定医の取得を目指す

 

9. 研修コースの概要

循環器内科

【総論的診断と治療】

胸部症状,呼吸困難患者の評価と管理,胸部診察の基本

心電図,画像診断検査の基本

重症急性期心血管疾患に対する特殊検査治療の体験

冠動脈疾患の検査入院,

心血管病の危険因子と管理,抗凝固薬治療の管理

ペースメーカーの植え込みと管理

【疾患別診断と治療】

高血圧,動脈硬化と高脂血症

急性冠症候群

不整脈

心不全と心膜心筋疾患

心臓弁膜症と感染性心内膜炎

成人の先天性心疾患

肺血栓塞栓症と肺高血圧

入院患者を10名ほど受け持ち、週1-2回の外来を担当する

 

消化器内科

主に消化管疾患についての診療を上級医,指導医と共に行い,研修する

【食道・胃・小腸・大腸疾患の診断と治療】

早期癌(食道・胃・大腸)の内視鏡診断と治療

進行消化器癌に対する化学療法とターミナル・ケア

消化管出血の診断と管理

【膵炎・胆石症・胆嚢胆管炎・膵胆道癌の診断と治療】

閉塞性黄疸に対する胆道ドレナージ術と管理

急性腹症の鑑別診断

閉塞性黄疸の鑑別診断

上部消化管内視鏡検査,下部消化管内視鏡検査,消化管造影検査の手技習得

内視鏡的粘膜切除術・剥離術,超音波内視鏡検査,膵胆道系内視鏡的検査・治療,緊急内視鏡検査の介助

入院患者を10名ほど受け持ち、週1-2回の外来を担当する

 

腎臓内科

尿所見異常のみの段階から腎不全治療までを,一連の経過として分断なく診療

【診療内容】

腎炎・ネフローゼ症候群の診断と治療

超音波ガイド下腎生検

慢性腎不全に対する診断と治療

血液透析・腹膜透析

内シャント造設術

急性腎不全に対する診断と治療

緊急血液透析,多臓器不全に対する血液濾過透析,

各種疾患に対して種々のアフェレーシス療法

単純血漿交換,二重濾過血漿交換,エンドトキシン吸着,薬物中毒に対

する全血吸着,ビリルビン吸着)

糖尿病患者を中心とした代謝疾患の診療;糖尿病性腎症

膠原病等全身性疾患に合併した腎病変の診断と治療

入院患者を10名ほど受け持ち、週1-2回の外来を担当する

 

神経内科

神経疾患の検査・診断・治療を中心とした研修

臨床神経全領域をカバーできる神経内科医を育成

患者および疾患の診断・治療・療養環境整備に必要な知識と実践力を養成

神経生理、神経放射線、神経筋病理などの検査の習得

血液浄化治療や免疫グロブリン大量静注療法なども含めた神経疾患の標準的治療の習得

神経疾患を持つ患者さんを地域全体で支援するネットワークの中で、介護福祉スタッフと密に連携しつつリーダーシップを発揮が出来る等を目標とする

脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)、変性疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病、脊髄小脳変性症など)、感染性疾患(ヘルペス脳炎、無菌性髄膜炎など)、免疫性神経疾患(ギランバレー症候群、多発性硬化症など)、筋疾患(多発性筋炎、筋ジストロフィーなど)、内科疾患(糖尿病、肝不全など)に伴う神経疾患の研修

入院患者を10名ほど受け持ち、週1-2回の外来を担当する

 

(1)症例数(平成22年度実績 ICD10大分類により関連症例を一部抜粋

内科

主要疾患名 入院数(年間) 経験目標症例数(3年間) 実施施設名※
感染症および寄生虫症 113症例 60症例
新生物 120症例 10症例
内分泌、栄養及び代謝疾患 126症例 60症例
神経系の疾患 101症例 30症例
循環器系の疾患 616症例 80症例
呼吸器系の疾患 330症例 40症例
消化器系の疾患 236症例 60症例
腎尿路生殖器の疾患(腎炎・腎不全) 88症例 60症例
呼吸器悪性腫瘍 5症例 信州大学医学部付属病院
膠原病 10症例 信州大学医学部付属病院
脊髄筋疾患 5症例 信州大学医学部付属病院

(2)処置・手術件数(平成22年度実績)

  処置・手術件数(年間) 経験目標症例数(3年間) 実施施設名※
内視鏡的止血術 60症例 40症例
心臓カテーテル 180症例 120症例
ペースメーカー移植術及び交換術 50症例 20症例
胃瘻造設(PEG) 30症例 20症例
腎生検 5症例 5症例
内シャント 10症例 6症例
肝生検 10症例 平成23年10月より当院にて実施

(3)赤十字医療施設としてのプログラム

・救急医療について(平成22年度実績)

主要疾患 入院数・手技数(年間) 経験目標症例数(3年間) 実施施設名※
急性心筋梗塞 110症例 60症例
消化管出血 20症例 30症例
意識障害 80症例 40症例
急性腎不全 10症例 10症例
呼吸不全 70症例 20症例

 

 

信州大学附属病院での研修

当院において研修不足と考えられる内科領域を含め信州大学附属病院での研修を予定している

研修期間:3ヵ月を1クールとして期間中2クールを予定している 期間中に経験することが期待される症例数は表中に記した

研修方法:信州大学の各内科(呼吸器・感染症内科,循環器内科,第二内科〔消化器,腎臓,血液〕,または第三内科〔神経,アレルギー・膠原病〕)で行う

各個人の希望を尊重するよう配慮するが,実践内容は当該内科の同経験度の研修と同一である

主に入院患者の主治医として診療にあたる ローテート中各分野を10名程度受け持つ

 

(※他の医療機関で研修する症例のみ、当該医療機関名を記載すること。)

 

・ 災害医療について

救護訓練に救護班の一員として年1回以上参加する

災害医療についての院内、院外の研修会に年1回以上参加する

 

・ 国際救援について

希望者は日本赤十字社等の主催する語学研修、救急医療、国際救援ほかの研修会に参加可能である

 

・ 資格認定試験等への対応について

認定医・専門医資格取得のための学会については参加を義務付ける

 

・ その他

地域住民への赤十字活動の啓蒙、血液事業への協力

 

 

整形外科後期研修コース

1.研修コース名(病院が付けたコースの名称)

安曇野赤十字病院整形外科後期研修コース 診療科名 整形外科

2.研修コースの種別

「日本赤十字社認定臨床医コース」・「日本赤十字社認定専門医コース」

3.研修期間

3年間

4.研修コースについて

(1) 目的

整形外科は運動器(四肢・体幹の骨、関節、靱帯、筋、神経や脊椎・脊髄からなり、自らの意思に基づいて体を動かす器官)の外傷および急性疾患、慢性疾患を扱う外科系臨床分野である。 研修期間に外傷、変性疾患、腫瘍、炎症性疾患、代謝疾患、先天性疾患など各分野の疾患を理解し、診断・治療といった診療能力習得のためにできるだけ多くの症例の診察、検査、治療(保存的治療・手術的治療および術前後の管理)に参加し、整形外科専門医の資格取得を目標とする。

 

(2) 到達目標(目標、長期目標、一般目標、取得手技、コンセプト等)

ア.一般目標

1) 脊椎・四肢の骨・関節系の外傷、変性疾患、腫瘍、炎症性疾患、代謝疾患、先天性疾患などの診察、検査、診断、治療に必要な知識と実践力を身につける。

2) 初期研修で養われた臨床医としての素質を元に、専門医として活躍できる専門的知識、医師としての人格を身につける。

3) 医療人の一員としての能力、管理指導力を身につける。

 

イ.行動目標

A.当科研修において経験すべき診察法・検査・手技

1) 整形外科診療能力

(1) 問診と病歴記載

初期研修で身につけた素質を元に、患者の権利を尊重し、良いコミュニケーションを保った問診を行い、問題志向システム(POS)に基づいた診療録(POMR)の記載に努める。

(2) 整形外科診察法

視診 触診 関節可動域評価 深部腱反射、筋力評価、知覚評価 神経症候学 各疾患特有の誘発テスト

2) 整形外科臨床検査

単純X線 CT MRI 関節造影検査 脊髄造影検査 神経根造影検査 椎間板造影検査 筋電図検査 生検検査

3) 治療法

薬剤処方

注射の施行 関節内注射・各種神経ブロック(硬膜外ブロック、神経根ブロック、トリッガ-ポイントなど)

外傷の処置、開放創、脱臼、骨折、靭帯損傷、神経・血管・筋腱損傷など

一般的な手術治療(患者説明・手技)3年目は主に外傷4年目以降に慢性疾患

リハビリテーション・義肢・装具の処方と適合性の判定

副作用の評価と対応

 

B.当科研修において理解すべき社会制度

労働災害・交通災害・身体障害者福祉法など

 

C.当科研修において経験すべき学術活動

学会活動

論文作成

専門医試験

 

(3) 赤十字としての特色

・救急医療

安曇野市唯一の公的病院として地域の救急2次病院の活動

年間2,300台の救急車の搬送を受け入れ、年間12,000件の時間外診療を扱う

 

・災害医療

救護班2個班を常設、さらに予備班2個班体制で災害時に対応

災害救護委員会の活動として院内訓練および地域の災害訓練への参加

 

・国際救援

日本赤十字社等の主催する語学研修、ERU(緊急対応ユニット)基礎・専門研修、国際救援・開発協力要員養成のための研修会に参加可能である

 

(4) 協力医療施設名

・信州大学医学部附属病院

・長野県立こども病院

 

5.研修コース責任者

・ 職 位  整形外科部長

・氏 名  泉水 邦洋

・連絡先  電話番号 0263(72)3170  内線(2040)

メールアドレス  soumuka@azumino.jrc.or.jp

6.診療科の指導体制

(1) 医師数  合計 8名 (常勤 5名、非常勤 3名)

うち、研修の指導にあたる医師数 3名

 

(2) 指導責任者 主として研修指導にあたる医師の職位、氏名、診療科経験年数

・ 職 位  整形外科部長

・ 氏 名  泉水 邦洋

・ 診療科経験年数  23年

・ 連絡先  電話番号 0263(72)3170  内線(2040)

メールアドレス info@azumino.jrc.or.jp

 

(3) 指導医条件

指導医資格 6年以上の整形外科臨床を有する日本整形外科学会専門医

当院整形外科は、上記指導医資格者が3人勤務している (20年以上の臨床経験者3人)

 

7. 募集

(1) 募集人数   3名

(2) 募集方法(複数可)

・院内の初期研修医から  ・インターネット  ・医学系雑誌  ・院内報  ・大学病院へ直接  ・他医療機関に直接  

・その他(具体的に                         )

 

8. 取得資格(各学会による認定等)

学会専門医の取得準備

 

9. 研修コースの概要

(1)症例数(平成22年度実績)

主要疾患名 入院数(年間) 経験目標症例数(36ヶ月) 実施施設名※
脊椎疾患 550件 150件  
関節疾患 60件 30件  
外  傷 300件 150件  
末梢神経障害 10件 10件  
腫瘍(特に悪性腫瘍) 100件 10件 信州大学医学部附属病院
先天疾患 50件 10件 信州大学医学部附属病院、
県立こども病院(3~6ヶ月)

※他の医療機関で研修する症例のみ、当該医療機関名を記載すること。

(2)手術等件数(平成22年度実績)

手術等 手術等件数(年間) 経験目標件数(36ヶ月) 実施施設名※
脊椎手術 200件 60件  
下肢手術 180件 60件  
上肢手術 70件 60件  
四肢・手指再接着 15件 5件 信州大学医学部附属病院
(症例発生時その都度対応)

※他の医療機関で研修する手術等のみ、当該医療機関名を記載すること。

(3)赤十字医療施設としてのプログラム

・ 救急医療について(平成22年度実績)

主要疾患名又は手技等

入院数又は手技等件数(年間) 経験目標症例数又は件数(36ヶ月) 実施施設名※
骨折・開放骨折 340件 75件  
脊椎外傷 240件 30件  
関節脱臼 25件 15件  
四肢多発損傷 25件 15件  

※他の医療機関で研修を受ける救急医療のみ、当該医療機関名を記載すること。

・ 災害医療について
救護訓練に救護班の一員として年1回以上参加する
災害医療についての院内、院外の研修会に年1回以上参加する

・ 国際救援について
希望者は日本赤十字社等の主催する語学研修、救急医療、国際救援ほかの研修会に参加可能である

・ 資格認定試験等への対応について
認定医・専門医資格取得のための学会については参加を義務付ける

・ その他
地域住民への赤十字活動の啓蒙、血液事業への協力