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インフルエンザの基礎知識

寒い日が増えて来ました。風邪や感冒の増える季節も近づきました。インフルエンザも同様です。インフルエンザはインフルエンザウイルスという特定の微生物が起こす病気です。一方風邪や感冒というのは、その他の比較的大人しいウイルスが起こす上気道炎の総称です。軽いインフルエンザは風邪、感冒の症状と似ていることもありますが、一般にインフルエンザは症状が激しく、特に小児や高齢者、ご病気がある方では重症化することもあります。高熱は2-3日で終息しますが、お元気な人や若い人でも仕事を休まざるを得なくなります。さらに肺炎や脳炎などの合併症もあり、時に大流行することもあります。

ワクチン接種がインフルエンザ発症を予防し、それによる重篤な合併症を予防する最大の手段です。ワクチンの製造過程でわずかに卵由来の蛋白がふくまれます。鶏卵や鶏肉で蕁麻疹がでる方は少し注意が必要ですが、以前に比べれば純度が高くほとんど問題はなさそうです。妊婦さんのワクチン接種についても是非お医者さんにご相談ください。注射後も普通に仕事が可能です。注射の場所が赤く腫れ痛みが2、3日続く場合がありますが一時的です。注射当日入浴もできます。理論的には時期を変えた2回接種が必要ですが、大人の場合は1回だけで十分とされます。以前にも何度か類似したタイプのウイルスに感染歴があるためです。約2週間で免疫が出来て、5カ月くらい持続します。接種の時期は11月中。遅くとも12月中旬までが推奨されます。

2013.11.3 副院長 中野 武