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【第6回】 あまり知られていないすべり症

腰椎分離すべり症は子供さんの時に発生する異常

すべり症には二通りあります。一つは腰椎変性すべり症、もう一つは腰椎分離すべり症です。
変性すべり症は骨がまるごとずれます。
一方子供さんの時の疲労骨折が原因といわれている分離症から発展して、年齢とともに徐々に骨のずれが起こる分離すべり症は、椎弓という後ろの骨を残したままずれます。
脊柱管という神経の通路に対しては、変性すべり症のように骨がまるごとずれたほうが影響しやすくなります。
分離すべり症は後ろの骨を残したままずれるので、神経の通路はかえって広くなり、あまり神経の障害が起きないという考えが一般的です。
しかし時には分離部のずれる側の骨が神経を引っ掛けてずれる場合があります。
こうした場合かなり強いアシの痛みが出て手術が必要となる場合がしばしばあります。
分離部での神経障害は診断が難しい場合が多く、神経根造影ブロックなどによる正確な判断が必要です。