インタビュー病院長 インタビュー循環器内科部長 インタビュー外科部長 インタビュー脳神経外科部長 インタビュー集中治療部長

インタービュー循環器内科部長

【第2回】 心臓リハビリテーションにより日常生活へ復帰する

心肺運動負荷試験により個人個人の運動量を提案

当院は2009年から心臓リハビリテーションを本格的に始めています。
心肺運動負荷試験を導入して、運動対応をきちっと評価し、それによって、もっともその人に適合した運動処方を出して、心筋梗塞ないし開心術後に、定期的に外来に通って頂いて、外来でのリハビリテーションを行っています。すでに社会復帰された方もいらっしゃいますし、他の病院から、心筋梗塞後、開心術後のリハビリをお願いしますという、外注も来ています。
当院を退院する前や他の病院から紹介の初診の時に心肺運動負荷試験を行います。
まず患者さんの運動量は何ワット何分間、あるいは何メートルを何セットやるのが良いのかを呼気ガス分析から割り出して、その患者さんの運動量を決め、「40ワットのL5エルゴメーターを、3分間のインターバルで5セット」というような形で、運動量を組んで提案します。

 

もしもの時と、これからに備えるリハビリ

運動だけではなく、患者さん本人やご家族に対するご指導ということで、栄養指導とか服薬指導、それから看護士による患者教育、急変時のBLS蘇生の対応っていうところまで、すべて組んだ、非常に包括的でグループ的なチーム医療という形で、リハビリテーションを始めています。

 

まだ認識が少ない心臓リハビリテーション

社会復帰を目指した総合リハビリテーションというところは、全国でも大きい循環器病院でしかやってないんです。一般的にリハビリテーションというと、高度先進医療をやった後のリハビリは、小さい所がやるっていうイメージを皆さんお持ちだと思いますが、心臓は違うんです。
心臓リハビリテーションには、二次予防とか患者さん教育っていうこととかあるかもしれませんが、心臓に高度なダメージを受けた人たち、心筋梗塞の方であるとか、あるいは開心術、そういった方々が社会復帰するための一つのリハビリテーションということなります。ですから、通常、整形外科とか脳神経外科、あるいは脳血管障害などにおけるリハビリテーションと、内容や目的は同じなんです。