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インタービュー循環器内科部長

内川慎一郎先生

安曇野赤十字病院

循環器内科部長

内川 慎一郎

 

【第1回】 県内初めて導入の高性能CTにより命を救う

虚血性心疾患は早い対応が病後を左右する

私が以前から常々言っていることは、循環器疾患、特に虚血性心疾患といわれる疾患(狭心症・心筋梗塞など)は、非常に早い対応が、その病後を大きく左右するといっても差し支えないんです。安曇野市内に住んでいる方々は、一番近いところが当院なんですよ。
例えば急性心筋梗塞っていう病気があって、これは心臓の中でも重要な冠状動脈という、心臓の筋肉に血流を送る動脈が血栓によって詰まり、血が流れなくなるので、心筋細胞がどんどん時間と共に壊死してしまうんです。なるべく早く、その詰まった血管の閉塞を解除して、血流を再開することが病後の改善につながるのです。
とにかく胸の違和感とか症状が出たら、いち早く来て頂きたい。
心臓の場合は、急な症状が命に関わることが多いので、救急車を呼ぶのは躊躇しないで下さい。胸が苦しい、痛いっていうのは、これは異常です。お腹の痛いよりはるかにまずいことが多いですから、急な強い痛みが出たり、急に苦しいと感じたら、遠慮しないで救急車に乗り込んで下さい。

 

長野県内初のCTによって、疾患をすばやく判断し治療する

当院では、全国の病院で16台しか入ってない64列のデュアルソースエナジータイプの冠状動脈CTがあります。長野県内での導入は当院が初です。
このCTは、非常に画質が良く、冠状動脈石灰化と、その他のものを分離して診断できるので、石灰化の高度な冠状動脈に対しても有効であります。診断能力が高いというところが一番の自信ですね。
今までは冠動脈造影をしないといけないところが、半日かからずに本当に数時間で冠状動脈CTの画像が得られます。逆にそれで虚血性心疾患を判別することもできて、虚血性心疾患でないことも分かるし、虚血性心疾患であった場合は、あたりがつけやすくなり、その後のカテーテル治療に関する大きなガイドマップになるというところも、非常に大きな特徴じゃないかと思っています。