検査部

部署紹介 検査部

スタッフ体制

検査部長 1名、 検査副部長 1名、 検査技師長 1名
検査係長 4名、 臨床検査技師 12名、 事務員 2名

 

特徴

「検査部は臨床検査のプロフェッショナルとして、チーム医療の一員として、臨床検査を通して医療の質を保証し、患者さんの安全・安心を守ります。」

検査部は、血液・輸血・生化学・免疫・細菌・病理・一般・生理・中央採血の部門から構成されております。特に中央採血室は本年の7月に新しく出来た部門です。従来は、診療各科で採血を行っていましたが、検査の迅速化を目指して検査部で採血を行う事になりました。
検査部には臨床検査技師の国家資格を持った技師が働いており、更に専門の学会で認定試験を受けて実力が認められた認定技師がおります。資格としては、認定輸血検査技師、認定血液検査技師、細胞検査士、認定臨床微生物検査技師、超音波検査士、栄養サポートチーム(NST)専門療法士などを有しております。
チーム医療活動にも参加しており、感染制御チーム(ICT)、栄養サポートチーム(NST)、糖尿病教室、医療安全管理などの活動に積極的に参加しております。

業務内容

血液・輸血検査部門

血液検査

血液検査では血球算定検査、血液像検査、骨髄像検査、止血検査を実施しております。

①血球数算定検査:体中に酸素を運ぶ赤血球や、微生物と戦う白血球、出血を止める血小板の数を調べたり、酸素と結合するヘモグロビンの濃度を検査しています。

②血液像検査:血液の中の細胞を顕微鏡を用いて分類・確認してゆく検査です。白血球の分類や赤血球・血小板の形態観察のほか、異常細胞の有無を検査しています。

③骨髄像検査:血液は主に骨髄という場所で作られます。骨随に針を刺して骨髄液を採取して、顕微鏡を用いて赤血球や白血球、血小板になる元の細胞の数や形態を調べて、主に血液の病気の検査を行います。

④止血検査:止血に必要な血液を固まらせる凝固因子や、固まった血栓を溶かす線溶因子の量や機能を調べる検査です。また、ワーファリン等の薬の効き具合なども調べています。

 

輸血検査

患者さんに安全・安心な輸血医療を受けて頂くために輸血検査室では次のような検査を実施しています。また、新病院では安全性と効率性の向上を目的に自動輸血検査システムを導入しました。

①血液型検査:A,B,O,AB型の血液型とRh(D)検査しています。更に必要に応じて、その他の血液型の検査も行います。

②不規則抗体検査:稀に輸血や妊娠を契機に、赤血球を破壊してしまう不規則抗体という抗体を持ってしまう場合があります。輸血行うにあたりこの不規則抗体が存在するか否かを検査します。もし存在した場合は副反応を起こさない、適合した血液を選択します。

③交差適合試験:輸血用の血液が患者さんに安全に輸血ができるかを確認する検査です。

 

生化学・免疫検査部門

生化学検査室は、採血した血液から様々な物質を微量測定しています。そして、診断の補助となる測定結果を正確・精密・迅速に届けられるよう3名のスタッフが日々取り組んでいます。検査室の中で取り扱い項目と検体が一番多い部署です。

分野としては、次のように大別されます。

生 化 学    蛋白・酵素・窒素化合物・脂質・糖質・電解質など
薬 物      抗てんかん薬・強心剤・気管支拡張剤など
内分泌学    下垂体・甲状腺・心臓から分泌されるホルモン
腫瘍関連    臓器特異性のある各種腫瘍マーカー
ウィルス学   B型・C型肝炎、HIV、インフルエンザなどの抗原・抗体
免疫血清学  感染症血清反応・免疫グロブリンなど
外注関連    院内で測定のできない更に広範囲の測定項目(数千項目あります)

 

検査結果が出るまでの流れは、次のようになります。
採血→エアシューターと人による検体運搬→生化学検査室で検体到着確認→各分析装置に該当する検体の仕分けと前処理→分析装置で検体測定→臨床検査技師による結果判別・承認・確認のための再検査→電子カルテへ結果報告となります。
生化学検査室に届いてから概ね30分~1時間で結果が出ます。混雑時や再検査などがあると更に時間がかかることがあります。

以上、生化学検査室のスタッフは、今後も、信頼される検査結果を目指して努力してまいります。

細菌検査部門

臨床検査における細菌検査の役割は、感染症を起こしている微生物の特定と(菌種同定検査)、その微生物によって生じる感染症の治療に使われる抗菌薬が効くかどうか判定すること(薬剤感受性検査)が主な業務です。ヒトの体内では常在菌がいるところもあれば、全く微生物が存在しないところもあるいので、検体から分離された微生物が感染症の起因菌かどうかの見極めも重要です。また、最近話題になっている多剤耐性菌の判定も行っており、これらを含め院内感染対策に関する業務も行っています。

 

病理検査部門

患者さんより採取された、組織や細胞を顕微鏡で観察して、診断の確定・予後の推定・治療効果の判定を行い、臨床診断の確認や、補助情報を得るための検査です。

①病理組織検査
検査や手術により採取された臓器や組織からプレパラート(顕微鏡で観察するためのガラス標本)を作製します。病理医が顕微鏡で観察して診断します。手術中に予測していない所見があった場合や、切除範囲を決定するための術中迅速診断も行われます。

②細胞診検査
細胞診は身体に侵襲性の少ない検査で、尿・喀痰・胸水・腹水等に含まれる細胞を集めたり、乳腺や甲状腺のしこり、子宮の一部など病変部を擦過または針で吸引して得た材料からプレパラートを作製し、病変の有無を検索します。

③病理解剖
不幸にも患者さんが亡くなられた場合、ご遺族の理解と承諾を得て、病理解剖が行われることがあります。死亡原因、治療効果などを判定し、医療の進歩や改善に役立つよう努めています。

 

一般検査部門

一般検査室では血液以外の臨床検査材料を取り扱い、尿(定性・定量・沈渣)検査、便潜血検査、虫卵検査、髄液検査、穿刺液検査、関節液検査、妊娠反応検査等を行っています。尿や便の検査は人体の排泄物として痛みを伴わない非侵襲的な検査であるためスクリーニングとして有用と考えられています。

[一般検査室で行われている主な検査項目]

①尿(定性・定量・沈渣)検査
尿中に含まれる正常成分の量的変化や異常成分の出現を調べます。腎疾患だけでなく他の各種疾患の診断・治療効果の判定に役立ちます。

②便潜血検査
便中に含まれる肉眼では見分けられないようなごく微量の血液を証明する検査で、消化管出血の有無を知るためのスクリーニング検査です。大腸がんの診断等に役立ちます。

③髄液検査
中枢神経系の炎症や腫瘍の病態把握や診断、治療方針の決定そして治療効果の判定などに役立つ重要な検査です。

④穿刺液検査
主な検査材料として胸水・腹水があります。この体液産生の原因を明らかにする重要な検査です。感染、腫瘍、全身性障害、炎症などによるものか、またはそれ以外の原因であるのか区別をするために行われています。

⑤関節液検査
関節の潤滑剤として働いている滑液を対象に、顕微鏡を用いて結晶の有無及び鑑別を行っています。特定の関節疾患に特有の異常所見に基づいて鑑別することにより迅速な確定診断に役立てています。

 

生理検査部門

生理検査室では患者さんに直接接する多くの検査を行なっています。心電図・ホルター心電図・負荷心電図検査・呼吸機能検査・睡眠時無呼吸検査・聴力検査・血圧脈波(ABI)・超音波検査(心臓 腹部 血管 体表などほぼ全身)・脳波・筋電図検査などがありますが、診断に直結する検査が多いため、日々検査精度の向上を目指しております。スタッフ一同患者さんに気持ちよく検査を受けてもらえる様対応しますので来室の際はよろしくお願いします。

 

中央採血部門

中央採血室では採血、尿検査や生理検査の受付を行い、外来患者さんの採血を行っています。中央採血室は新病院開院に伴い、今までは各科で行っていた採血業務を一箇所に集約し、検査を行う臨床検査技師自らが採血をする事と致しました。
検査部では「採血」に対し患者さんの不安を少しでも軽減できるように、スタッフ一同日々採血技術の向上と丁寧な対応を心がけております。

 

☆次に該当する患者さんは事前にお申し出下さい。
・血液を固まりにくくする作用のあるお薬を服用されている方。
・消毒用アルコールや絆創膏にかぶれたことがある方
・以前に採血をして具合が悪くなったことがある方

採血中や採血後に、しびれや痛み・血腫・内出血・迷走神経反応(気分不良、顔面蒼白、冷や汗、吐き気等)が起きた場合は我慢しないで直ちにお知らせください。