放射線科だより  骨密度測定について

骨粗しょう症って?

高齢化社会を迎え、加齢また若い女性の無理なダイエットによる骨粗しょう症が増加しています。
 骨量は成長期に増え続け、二十~三十代をピークに加齢とともに減少していきます。
 女性は閉経後女性ホルモンの欠乏により減少し、七十歳位で約半数が骨粗しょう症になると言われています。骨粗しょう症は、骨を構成する骨量が減少し蜂の巣状になっていた骨が、加齢に伴う骨量の減少等によって空洞化し、強度が低下する状態をいいます。進行すると腰背痛や脊椎圧迫骨折、大腿骨頚部骨折などをおこしやすくなります。現代では、若年層においても、無理なダイエットや偏った食生活によって骨密度の減少を認める場合が増えています。骨密度測定は定期的に骨密度の状態を把握するためには重要な検査と言えます。

検査方法について

 骨粗鬆の診断方法は色々ありますが、定量的に骨の減少、または治療による増加等を、長期にわたり経過観察を行う事が大切です。
 当病院では腰椎で骨量を測定しています。これには理由があります。腰椎は皮質骨と海面骨が重量比率で約三対七であり、骨代謝が盛んである海綿骨の情報を多く含んでおり、各種疾患における骨量の変化をとらえられます。また国は診断基準の評価部位として腰椎を指定しています。
 また当病院の撮影装置は二種類のX線をもちいて骨の内部に含まれる骨量を、胸のX線撮影の十分の一から五分の一の僅かなX線量で正確に測定する装置を使用しています。検査時間は約十五分ぐらいです。検査については、各診療科に申し出てください。