近頃、子宮がん・卵巣がん検診を受けていますか?

 子宮がんには、子宮頸がん(子宮の出口にできる)と子宮体がん(子宮のなかにできる)とがあります。子宮頸がん発生への変化は、性交渉によって感染するパピローマウイルスによって始まることが多く、若い女性での増加が危惧されています。また、未婚の方や、出産経験のない方、閉経後の方では、子宮体がんのリスクが高いです。最近では、生活様式の変化に伴い、子宮体がんがいちじるしく増加しています。
 また、卵巣がんは比較的若い方に多く、発見されたときにはすでに進行していて命にかかわることが多い、女性にとって大変こわいがんです。
 当院産婦人科外来には、婦人科がんの専門医が二名おり、がんが心配な方に検診を行っています。子宮頸がんに対しては子宮頸部の細胞診を行いますが、結果に異常がなければ、ほぼ年間は心配ありません。また、子宮体がんについては、症状により子宮内腔の細胞診や超音波検査、組織検査などを組み合わせて行い、総合的に判定します。単に子宮がんの検査を受けて異常がないと思っていても、頸がんの検査だけでは体がんが見つからないことも多いので、注意が必要です。とくに、出血やおりものなどの症状があっだり、ご心配なときは、子宮体がんの検査をお勧めします。なお、未婚や出産歴がない方で子宮内腔の検査が難しいときは、超音波検査(痛みがほとんどない)で代用できます。卵巣がんや卵巣の腫瘍の早期発見は、内診だけでは困難なことがあり、超音波検査を行っています。
 この機会に、がんの早期発見のため当院産婦人科をぜひ受診ください。