新年明けまして おめでとうございます

 病院長 山本 豊作

 昨年も、いろいろのことがありました。イラク戦争は衝撃的なことでした。今年になり日本の自衛隊もイラクの戦後復興に派遣されることになりました。無事任務を終えて帰還されることを祈ります。
新しい年は、まずは戦争の無い、平和で安心して生活できる年であってほしいものであります。

 病院も昨年は、激動の一年でありました。本年にかけて変化した課題がありますので報告します。
回復期リハビリ病棟を開設しました(平成十五年九月)。急性期の病気でも一定期間後には、早い時期からリハビリを開始するというシステムです。短期間のうちに、ご自宅に帰ることが出来、また職場復帰も可能になることを目指しております。改装をしましたので、若干アメニティも向上していると思います。

 外来カルテの一元化をしました(平成十五年十一月)。今まで内科、外科、泌尿器科などと別れていたカルテを一人一冊にまとめました。検査・薬などの重複がなくなり、患者様と共に医療人はカルテを通覧出来て、全人的医療を展開するのに有用なシステムと考えております。いろいろ問題もありますので、今後も改善して行く予定です。

 本年早々(一月二五日~二七日)病院機能評価を受けます。病院機能評価受審は新病院建設の後にという意見もありましたが、この時期に受審を希望したのは、この不況の経済社会環境の中では、にわかに病院建設には至りません。建物は古い構造ではありますが、病院の基本理念の基に医療業務を展開していくためには、医の倫理綱領を各論に渉って検証して、病院の現状について、全職員が共通認識を持つ必要があるということが受審の動機となっております。

 もっとも医の倫理綱領の各論は、個々の内容について、職員は以前より、部分的には、実践して来たのでありますが、詰めの甘さがあったと思います。それは、自分に対する甘さと、他人に対する遠慮が原因と考えますが、これでは、仲間中心の医療で、患者様不在といわれても仕方がないことです。病院機能評価受審を契機に病院の総合力が向上し、進化洗練されたチーム医療が展開されるものと期待しております。

 今年も職員が気にしていることは、病院の老朽化と狭隘化の課題、「病院建築」のことです。いままでの経過によると、既に二年前に、町の研究委員会において移転が妥当との答申を頂きました。そして跡地利用に関しても、町の委員会で、検討を始めたのですが、この不況の世のなかでは具体的な話は見られませんでした。昨年二月に至り、町長が交代して委員会は(跡地問題は)棚上げ状態となっております。しかし昨年三月からは、新町長と病院は、跡地問題、資金計画、などについて情報交換検討を継続しております。なお昨年の六月には町の地域政策課が豊科赤十字病院建築に対応する課として、当院の企画課と連絡を取り合うことになっております。その間には、日本赤十字本社、支部にも連絡をして指導を受けております。建築の課題は、町村合併との絡みも関係しますので、関係諸団体のご理解を得て、慎重に対応していきます。

 変化している病院の二~三の課題について報告して、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。
今年が皆様にとってよい年であり、お元気にお過ごしになることをご祈念申しあげます。