検査部だより

血液検査の測定とは

皆様が色々な症状を訴えられて病院に見えられたとき、医師が必要に応じて様々な検査を行います。臨床検査は主に、血液・尿・便などの検体を用いて検査を行う検体検査と、心電図・超音波検査・脳波など直接患者様の身体に装置をあてて検査する生理検査とに分ける事ができます。生理検査の多くはその場での検査結果が出ますが、検体検査は色々な過程を経て結果が報告されます。
今回は、血液検査に用いる血球計数装置を紹介します。血球計数とは、白血球、赤血球、血小板などの血液有形成分を測定することです。白血球は主に感染時に働いて、身体を感染から守る細胞で、5種類の細胞から構成されています。赤血球は酸素運搬の役割があります。血小板は止血のために働きます。これらの細胞は、名前が違うように、姿容がそれぞれ異なります。昔は、血液を耳たぶから採血して顕微鏡を使って目で数えていました。しかし、現在は自動血球計数装置により、短い場合は僅か数分で結果がでます。これには、流体力学、レーザー光学、蛋白工学などさまざまな先進の技術が応用されております。例えば、流体力学の応用では、僅か2μmの細胞を細い管に一列に並べてその一つ一つを計る事を行います。
検査部では「検査を正確かつ迅速に報告する」を心掛けて業務を行っております。そのために、検査結果を出す事のみならず、日々の機器の保守点検も大切な仕事です。