◎特集 PSAについて  泌尿器科部長 村田 靖

みなさん、こんにちは。今回は、この誌面をお借りして、今話題の「PSA」検査についてご説明いたします。ご家族、友人など大切な方の中に50 歳以上の男性がおられる方は注目です。

難しい事はすべて省略してお話しするなら、次の3点です。

1. PSA検査を受けた事がない50歳以上の男性の方は、ドック、健康診断、かかりつけの先生に相談し、PSAを測ってもらいましょう。
2. 前立腺癌の治療中の患者様は、主治医の先生によく御相談ください。
3. すでにかかりつけで定期的にPSA検査を受けられている患者様は、主治医の先生によく御相談ください。


あなたは、PSA検査を受けましたか?

ここで、みなさんに「PSA」をご説明いたします。
○ 「PSA」 は血液検査です。
○前立腺に癌があるか、その可能性がわかります。
○前立腺癌の患者様にとっては、おおまかな治療効果がわかります。

要するに、前立腺癌にかかっていないか調べるきっかけになります。
ちなみに、前立腺癌になるのは男性だけで、発生頻度は胃癌、肺癌、大腸癌、肝臓癌についで多い癌です。今後増えると考えられ、10年後には肺癌についで2番目に多くなると予想されています。前立腺癌は、初期では全く症状がありませんので、「なんともないから前立腺癌は大丈夫」とは言えません。
PSAを測ると、どの程度の割合で異常になるでしょうか?住民検診全国調査によると8%程度の割合でPSAの異常 (4.1ng/ml以上) がみつかります。
特に、50~70歳代の方には、ぜひ一度PSAの測定をおすすめします。
前立腺癌は息の長い病気で徐々に悪くなる場合も少なくありません(例外もあります)が、10年、20年放置するとかなり進行し命にかかわる場合もあります。50~70歳代前半の方が前立腺癌になった場合は、治すための治療として手術や放射線治療が必要になりますので特に重要です。状況によりホルモン療法を行う場合もあります。
前立腺癌の早期発見のためには、PSA測定が一番です。
前立腺癌でなくても定期的なPSAのチェックが必要になる場合もあります。

みなさん、PSA検査を受けましょう!