多数傷病者 受入訓練の開催

平成20年10月5日(日)8時30分から12時まで当院外来において多数傷病者受け入れ訓練が行われました。今回の訓練は、合併後の安曇野市で初めて行われる総合防災訓練に合わせて行うもので、当院の「災害対策マニュアル」を改訂するために、平成19年長野県支部主催の合同救護訓練における反省を基に実践し、マニュアルを検証することを目的としました。

 昨年の訓練と比べて規模は小さくなったものの職員80名余りが参加し、行われました。
 「糸魚川?静岡構造線活断層帯」を震源とする震度5強の直下型地震が発生し、安曇野市内全域にわたり家屋の倒壊、道路・橋梁の一部損壊、山崩れ、がけ崩れ及び交通機関等ライフライン施設に被害が生じ、また各所で火災が発生しているとの想定で訓練が開始されました。例年と異なり、今回の傷病者受け入れ訓練は2回に分けて実施されました。1回目の訓練の後に各エリアで反省会を行い、2回目の訓練を実践するように設定したため訓練内での修正が行われ、来年の訓練に向けて参考になったと思います。

 市総合防災訓練会場(堀金小学校)へは当院救護班1班と補助員あわせて10名が参加してトリアージを含めた救護訓練を実施しましたが、一度に多くの傷病者が発生する設定のため時間内に対応することが困難であったようです。

 一方、市の災害対策本部と当院との情報連絡訓練も行われましたが、患者搬送依頼の連絡が当院に伝わらず、救急隊との間で連絡を取り合うことになってしまい、災害時医療救護マニュアル策定に向けて問題点を残しました。

 終了後、各エリアに分かれて反省会を行い、その結果については文書で救護委員会に報告することにしました。委員会ではその報告を基に当院の災害対策マニュアル改訂を進め、来年の訓練に役立てる予定です。安曇野市の総合防災訓練と同時に行われた今回の訓練は、市の中核病院としての当院の役割と災害に対する救護訓練の重要性を改めて感じさせてくれました。