放射線科だより

X線検査は大丈夫?

 放射線科では、病気を発見するためX線、超音波、磁気等を利用して色々な検査をしますが、皆さんは、漠然に放射線検査は危険だと思っている方が多いように思います。しかし同じ被曝でも原子炉事故の大量被曝と違い医療現場でのエックス線検査は「安全である」と言ってよいでしょう。ちなみに(原水爆)の被害を受けた時の被ばくは(被爆)という字を使います。話が少し脱線しましたが、エックス線が100%安全かと言えば無理が有ります。
 病院でのエックス線検査は、あなたの健康や病気について色々な情報を教えてくれます。もしも検査により病気が発見されれば、その情報によってあなたの今後の治療方針が立て易くなります。また異常がなければ、医師は疑問に思っていた病気を否定でき、その結果正しい判断を下せます。ですから、あなたにとっても利益になります。例えば車の運転、タバコの間接喫煙等でも絶対に安全であるという保証が無いと同じように、私たちが生活している環境には、放射線以外にも多くの危険が多々あります。
 この様に、利害関係を考えると診断に使われるエックス線検査は、病気を発見する利益のほうが多く、また管理された所で受ける作業者(医師・診療放射線技師等)や患者さまの局所被ばくでは、使用する線量も、問題にならない量であります。以上の事からあまり神経質にならず、放射線検査は「安全である」と考えてよいでしょう。しかし何か不安な事がありましたら、いつでも医療従事者(特に医師・診療放射線技師)に御相談下さい。