年頭にあたり

 病院長 荻原 廼彦

  今年も年頭に当たり、「選ばれる病院、頼られる病院」を各日常業務の中で自が意識していることの大切さを病院職員各位に伝えました。
  赤十字活動の7つの原則の中に人道・公平・奉仕がうたわれていますが、これらの原則は、赤十字活動のみならず、医療の現場にも当てはまる基本的な理念であると申せましょう。一方で医療救護活動、救急医療、高度医療の提供等は、日本赤十字社法が制定された当初より赤十字病院に義務付けられており、当院も常時2個班を置いて、状況下で待機しています。また昨年末には、パキスタン北部大震災に対する赤十字国際救護活動の要員として、当院から看護師1名を派遣しました。

  今回は、現在当院が進めている二つの計画を市民の皆様にお知らせし、年頭の挨拶にかえさせていただきます。

 ○病院の建替え事業について
  安曇野市発足に伴い、市民病院的な機能整備が当院に求められております。加えて赤十字病院としての機能を十分に発揮するためには、現存建物の老朽化と狭隘は限界に達しており、早急かつ抜本的な建替えが必要です。
このたび、安曇野市からの建築支援を仰ぎながら、懸案の現地建替え事業を立ち上げるはこびとなりました。当院は、新市における唯一の公的医療機関であることを深く認識し、急性期病院機能(救急医療はもとより、発病から回復に至るまでの治療を提供する急性期医療)を整備・展開することにより市民病院的役割(市民の健康と命を守る役割)を果たすとともに質の高い医療と快適な療養環境を提供すること、さらに赤十字病院としての機能強化(震災に耐え得る建物構造設計のもとに、災害時医療救護設備、傷病者臨時収容設備の整備)等を建築の基本理念に据えて現地建替事業に着手いたします。市民の皆様のご理解とご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。

 ○病院の名称変更について
  新市発足に伴い、豊科赤十字病院の名称を改め、安曇野赤十字病院とします。この名称変更は、安曇野市民のための病院として相応しく、また地域を的確に表しており、妥当であるとの評価を各方面の皆様からいただいております。地域の皆様には、この名称変更の趣旨にご賛同いただきますようお願いいたします。