高度先進医療機器(マルチスライスCT)稼動

 従来のシングルヘリカルCTに変わり高度先進医療機器(マルチスライスCT)が導入され平成17年3月より臨床稼動を開始いたしました。

 今回導入されましたマルチスライスCTは米国GE Medical Systems 社製のLight Speed Ultra16断面同時収集により撮影速度が大幅に向上しています。これにより、20秒程度の息止めでほぼ全身の検査が終了し、また0・625ミリの検出能力を有し、従来MRIでしか行えなかった他方向断面の撮影も瞬時に行うことができ、病気の早期発見に大変有用です。そのうえ、患者様お一人お一人に合わせた最適なX線量になるよう自動的にCT装置がX線の量を調整し、これにより従来の6割程度のX線被爆で最適な検査が行えるようになっています。

 今回の更新に伴い周辺機器も充実され、三次元画像処理装置、CBF(脳血流測定)装置等も合わせて更新されました。「三次元画像処理装置」は全身を三次元画像(立体画像)で観察することができ、これにより病変部の位置を正確に把握することができるので、手術計画などに威力を発揮します。また「CBF装置」は脳の血流を測定することにより脳梗塞や脳腫瘍の診断に大変有用で全身の血流検査CT-Perfusion(CT-パーフュージョン)と合わせて血液循環障害や、悪性腫瘍の鑑別診断をより正確に行うことが出ます。

 今回更新された高度先進医療機器(マルチスライスCT)は患者様にも医療側にも大変優しく今後の当院の診療に大きく貢献することでしょう。