脳出血発症の夫 復活までの一年

 昨年5月母の日の朝、プレゼントにと自転車のタイヤを替えていた夫が、突然崩れ落ちるように倒れた。「ふざけているの?」「本当なの?」、意識が遠のいていく様子に驚き、あわてて救急車を呼び豊科日赤病院へ。脳出血と診断されてすぐに手術した。
 あの日から約1年間、先生はじめ看護師さん職員の皆様には一方ならぬお世話になりました。
 夫は手術後、集中治療室で、頭にも、鼻にも、腕にも管が通っている状態でも、リハビリの先生に励まされて、ベッドから降りて立ち上がり頑張りました。3ヵ月後、共通病棟から回復期リハビリ病棟(下島治専任医師)に移り「お正目には家に帰れるね」と誰もが信じる回復ぶりでした。ところが、退院秒読みの11月、まさかの再発。すぐ診察してくださった当直の先生、帰宅していたのに駆けつけてくださった下島先生、主治医の小林先生、廊下で呆然とする私を黙って抱きしめてくださった看護師さん、夕飯も取らずに共通病棟への移動を手伝ってくださった夜勤の皆さん、ありがとうございました。
 おかげさまで夫は、車椅子ですが退院の日を迎えることができました。同じ病棟で一緒に食事をした皆さん、毎晩、面会時間が終り帰宅する私を励ましてくださった夜間受付窓口の皆さんも、笑顔で送ってくださいました。
 病院での1年間が走馬灯のように浮かぶ中、夫を乗せた車のバックミラーに、赤十字のマークが輝いていました。
 豊科目赤病院の発展と、入院中の皆様の回復を心からお祈りします。
 今後は、夫が帰りたがった家で、さらに家庭復帰を目指して、訪問リハビリに大きな望みを賭けています。

    (宮川 美津子)