2013年 最新号
表題(愛称) 雪わり草冬の厳しさに耐え、春の訪れを告げるように雪を割って可憐な花を咲かせる雪わり草。 写真解説福俵曳き(ふくだわらひき)安曇野市豊科成相、新田地区 安曇野市豊科の成相コミュニティーセンター、新田公民館に建てられた御柱から1 月15 日のあめ市の朝、大小二つの俵(福俵)がはずされる。これを成相、新田地区それぞれの若衆が曳き回し豊科の街なかを練り歩く。ときどき立ち止まり、俵を回しては、地面にたたきつける。さらに3 人ほどを地面に寝かせ、その上に俵を載せ、それにまた人が乗り、人間ピラミッドをつくり、威勢よく勝どきをあげる。これらを繰り返しながら、前年に慶事のあった家へと福俵は曳かれていく明治16年より123 年繰り返される福俵曳きには、一年の安寧を祈り、子孫繁栄、五穀豊穣を願う素朴な思いが込められている。 |