薬剤部 お薬のはなし ワクチンについて①

ワクチンは大きく分けて3 種類があります。

「 生(なま)ワクチン 」 「 不活化(ふかつか)ワクチン 」 「 トキソイド 」

 

生ワクチン

【特徴】 生きているウイルスや細菌の毒性や発病力を弱めてつくったワクチン。ウイルスや細菌が体内で増殖するので、接種後に発熱や発疹などの症状が軽く出ることがあります。
 麻しん、風しんワクチンなどは1回接種でよいとされていましたが、自然感染が減少し、免疫力が高められる機会が減少したため免疫能が低下し、病気にかかる可能性がでてきました。そのため2006年4月より麻しん風しん混合(MR)ワクチンの2回接種となりました。
 生ワクチンは免疫不全者(水痘ワクチンを除く)及び妊婦は接種してはいけません。

【主なワクチン】 麻しん風しん混合(MR)、麻しん、風しん、おたふく、ポリオ、BCG、水痘、黄熱病など。
次にワクチンを接種する場合は27日以上間隔をあける必要があります。

 

不活化ワクチン

【特徴】 ホルマリンや紫外線などで処理をし、感染力や毒力をなくした病原体ないしその成分でつくったワクチン。生ワクチンのように体内で増殖することがないので、1回接種しただけでは必要な免疫を獲得・維持できないため、数回の接種が必要です。免疫不全者にも接種できますが、十分な免疫を獲得できないことがあります。

【主なワクチン】 日本脳炎、DPT三種混合、インフルエンザ、肺炎球菌、狂犬病、A型肝炎、B型肝炎、コレラ、秋やみなど。次にワクチンを接種する場合は6日以上間隔をあける必要があります。

 

トキソイド

【特徴】 細菌のもつ毒素を取り出し、毒素をなくして免疫性だけを残したもので、不活化ワクチンの一種です。

【主なワクチン】 ジフテリア、破傷風などがあり、次にワクチンを接種する場合は6日以上間隔をあける必要があります。
 当院でのワクチン接種は完全予約制となっています。また、全てのワクチンが接種可能でないため、医師・当院健康管理センターにご相談下さい。