新しい年を迎えて

 院長  澤海 明人

新年明けましておめでとうございます。

昨年は当院職員たちの長年の夢であった新病院での診療が開始されました。
前号でもお礼を申し上げましたが、地域の皆様の善意に支えられた病院です。手術室をはじめとして最新の機能を取り入れました。移転後も玄関が未完成であったためにご不便をおかけしておりましたが、いよいよ駐車場を含めて完全な竣工となり、外来を中心にご利用いただきやすい病院となります。
もちろん建物と設備の充実だけで良い医療ができるわけではありませんが、信頼される医療を地域の皆様に提供するための立派な条件は出来上がったわけです。

これまでも機会があると申し上げてまいりましたが、良い医療は患者さんと医療者が理解しあうことで初めて成立すると考えます。医学は日進月歩ではありますが、それでもまだ不確実な部分がたくさん残っています。
また医療制度に関しても国民に十分な広報がされているとは思えません。病院の医師不足の原因は?産婦人科が開設できない理由は?なぜ病院は紹介状を持ってこいというのだろうか?“病診連携”とか“かかりつけ医”を持つことは意味があるのだろうか?なぜ入院しても短期間で退院させられるのか?たくさんの疑問を感じておられると思います。
先日社会福祉協議会の地区会長の皆様の研修会にお邪魔し、各地域に私たちがお伺いして医療の現状や病院の事情などをお話し申し上げ、皆様の疑問にもお答えするような機会を設けていただくようにお願いをしてまいりました。
“医療に詳しい、医療制度に対して正しい提言のできる安曇野市民”と周囲に評価される安曇野地域となれば最高だと思っています。
ご協力をお願いいたします。