薬剤部  インフルエンザの予防と治療

はじめに

これから寒い冬が到来します。インフルエンザウイルスも活発に活動を始める時期になります。誰もが知っておきたい、インフルエンザの予防と治療についてお話します。


日常生活で出来る予防

1 栄養と休養を十分とる。抵抗力を高める。
2 人ごみを避ける。ウイルスを寄せ付けない。
3 適度な温度・湿度を保つ。ウイルスは低温、低湿度を好み、乾燥していると空気中を漂っています。
4 外出後の手洗いとうがいの励行。
5 マスクを着用する。咳やくしゃみの飛沫から予防と他人への感染の拡大を防ぐ。


ワクチンによる予防

最も確実な予防は流行前にワクチン接種を受けることです。
特に高齢者や心臓や肺に慢性の病気を持つ人、気管支喘息を持つ小児は受けておく必要があります。ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンがあります。日本では不活化ワクチンを用いています。


ワクチンQ&A

ワクチンを打ったのにかぜをひいた。
発症予防効果は70~90%です。重症化を防ぐ目的で接種します。

ワクチン接種は二回必要か?
小児は抗体が付きにくいので二回投与が必要です。(中学生以上は一回でもいい)
   二回接種する場合は1~4週間空けてください。他の予防接種を打つ場合は、かかりつけの病院で相談してください。

インフルエンザにかかったかを判断する迅速キットはどのくらい信頼できるか。
感染していても初期でウイルスの量が少ない場合はマイナスと出る場合があります。
   検査自体は綿棒のようなものを、鼻の中に入れるだけの簡単な検査です。


抗ウイルス薬による治療

抗ウイルス薬は体内でインフルエンザウイルスの増殖を抑える薬で、病気の期間と症状の重さを軽減する効果が優れています。抗ウイルス薬には吸入薬と経口薬、小児用のドライシロップ、注射があります。


最後に

インフルエンザは個人の健康を損なうだけでなく、大流行により、仕事に支障が出たり、勉強が遅れるなど、社会的にも重大な影響をきたします。積極的な予防と治療による効果には、さまざまな社会的メリットがあります。